ここでは「と申しますのも」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「と申しますのも」とは?
「と申しますのも」は、この前の説明した内容になる理由は、という意味で使われます。
「○○は△△より後にするべきです。
と申しますのも、△△の方は特に急ぎではないと言われています」といったような用い方になり、その理由はこうだと使うための表現です。
少し崩すと「と言いますのも」となり、それを謙譲表現にした形で、自分より立齢や立場の上の相手に対して使います。
先の「と言いますのも」としても丁寧に用いているため、そちらを使った場合でもそれほど変わりはありません。
「と申しますのも」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「と申しますのも」は、何かの説明のために使われることも多いです。
例えば、「この魚はブリではなく、ワラサと表現されております。
と申しますのも、魚としては同じものになりますが、体長によって呼び方が変わるためです」といったような使い方をすることができます。
参考までに、ブリは80センチ以上のものを指す呼び方なので、それ未満であれば同じ魚でもワラサと表現するためです。
この手の使い方をした場合にも、このためにこうなります、と丁寧に下から説明を行っています。
「と申しますのも」を使った例文
・『明日はやめておいた方がよさそうです。と申しますのも、降水確率が80%との予報です』
・『これは間違いなく購入するべきです。と申しますのも、今なら期間限定で3割引きという特価で販売されています』
「と申しますのも」の類語や言い替え
・『となりますのは』
こちらも何かがそうなる理由を伝える時に向いている表現になります。
「こちらの製品が持ち込み修理のみとなりますのは、保証内容がそうなっているためです」などという使い方になり、ビジネスシーンでもその手の説明によく使われています。
まとめ
「と申しますのも」は、これより前のようになる理由は、という使い方で用いられています。
この表現だと堅くなるため、相手やその場合によっては少し崩して「と言いますのも」と言い替えて使うとよく、そちらの形でも丁寧な用い方になるため、ビジネスシーンで使っても問題ありません。
