ここでは「なにぶん不慣れ」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「なにぶん不慣れ」とは?
「なにぶん不慣れ」は、それに対してあまり精通していないという意味になります。
例えば、何かの司会を頼まれた際に、あまりそういったことは経験をしたことがないため、「なにぶん不慣れでして、うまく進行できるか分かりませんが〜」のように用いるという具合です。
このような、それに慣れていないといった使い方になり、何かの操作をお願いされたような時にも「なにぶん不慣れなので、きちんと動かせるか分かりません」などと使われることがあります。
「なにぶん不慣れ」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「なにぶん不慣れ」は、先のように、その対象に慣れている訳ではないと用いる表現です。
使い方としてはそれで構いませんが、それが本当なのかどうかはまた別になります。
と言うのは、このように使っておくことで、それが一種の免罪符になると考えて用いることがあるからです。
例えうまくいかなくとも、それにあまり精通していないと先に伝えておけば、それに対する風当たりをある程度抑えられると考えてのことで、そのような使い方はビジネスシーンでもまま見られます。
「なにぶん不慣れ」を使った例文
・『なにぶん不慣れなもので、ご迷惑をお掛けするかも知れません』
・『こういった役目はなにぶん不慣れなもので、うまくこなせる自信がありません』
「なにぶん不慣れ」の類語や言い替え
・『なにぶん初めて』
それに慣れていないどころか、初めてだという場合にはこちらの表現が使われます。
そのような場合には「なにぶん初めてのことでして〜」といったように、そのままこちらに言い替えれば問題ありません。
そして、この表現もまた、本当は多少経験があるという時にも使われることがあり、やはりこれを免罪符にしようとする用い方になります。
まとめ
「なにぶん不慣れ」は、それについて慣れていないという意味で用います。
その対象にあまり精通していないので、と続けて使われていますが、それが本当なのかは使った本人しか分からないため、うまくいかなかったことなどを考えて用いることもあり、そのような使い方もまま見られる表現です。