ここでは「にもかかわらず」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「にもかかわらず」とは?
「にもかかわらず」は、そうとは考えていなかったのに、そういう理由があるのに、といった使い方になります。
具体的には「今日は平日なのにもかかわらず、来場者が多い1日でした」のように用いる表現で、この場合には、平日なのであまり人が来ないと考えていたものの(いつもがそうだといった理由から)、そうではなかったと言っています。
このように、悪い意味ではなく、そう考えていたがそれとは違った、という使い方をすることがほとんどで、口語、文章は問わず、丁寧な表現として色々な事柄に対して用いられています。
「にもかかわらず」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「にもかかわらず」は、ビジネスシーンでも「納期が短かったにもかかわらず、きちんとした仕事をしてもらえた」などと使うことができます。
この時にも、納期の短さから難しいかも知れないと考えていたものの、と解釈するように、それがいい意味になる用い方をすることになる表現です。
また、「遠い所にもかかわらず、来てもらえて感謝します」のような使い方をすることもでき、こちらはそういう理由があるのに、という方で用いています。
「にもかかわらず」を使った例文
・『かなり重さがある物にもかかわらず、素早く移動をしてもらえて助かりました』
・『難しい内容にもかかわらず、全て理解してもらえたようだ』
「にもかかわらず」の類語や言い替え
・『ながらも』
同様に意味で使うことができる表現で、「納期が短いながらも、きちんとした仕事をしてもらえた」といったように言い替えにすることができます。
「遠い所ながらも、来てもらえて〜」と、そちらの使い方もできるため、あまり堅くしたくない場合に、または文脈からこちらを使った方が適していると思った時に用いられています。
まとめ
「にもかかわらず」は、そう考えていたが違った、という使い方や、何かしらの理由があるのに、と用いる表現になります。
どちらの場合もいい意味になる使われ方をするため、どういった用い方をしてもそれによって失礼になることはまずなく、ビジネスシーンでもよく使われています。
