どうしても出席できない状況を言い表す時には、「やむを得ず欠席」が使われます。
これは「やむを得ず」の意味が分かりにくいところもあるかも知れません。
やむを得ず欠席の意味や使い方を確かめていきましょう。
「やむを得ず欠席」とは?
避けるのが不可能な事態や、理不尽な困難に遭遇したことを理由として、仕方がなく出席ができないことを伝える表現です。
「やむを得ず欠席」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
交通事情にトラブルが発生、台風が直撃、大怪我をしたなど、避けられない状況は時々あることです。
そのようなどうしようもない事態では、本来予定していた集まりやイベントなどの出席が、不能でも仕方がないと言えます。
出席を断ると相手に伝える際や、そのような状況を話題に取り上げる時に、「やむを得ず欠席」を使うことが良いです。
用いる場合は、「電車がストップしたため」など、欠席する明確な理由を併せて伝える必要があるでしょう。
またこの表現の後に「させていただきます」などの適切な表現を併せることができます。
やむを得ない状況と言うのは、自分ではどうしようもない不足の事態、理不尽な状況に限られます。
したがって寝坊した、うっかり忘れたなどの理由では、やむを得ず欠席の理由にならないので気をつけてください。
「やむを得ず欠席」を使った例文
・『大荒れの天候で交通機関も動きませんので、やむを得ず欠席させていただきます』
・『◯◯さんは怪我のため、やむを得ず欠席するとのことです』
「やむを得ず欠席」の類語や言い替え
「やむを得ない事情で欠席」は、仕方のない理由があることで、出席が不可能なことです。
「仕方なく欠席」は、どうしようもない理由で、出席できないことを表します。
「不本意ながら欠席」は、自分のほんとうの気持ちではないが、出席不能という意味です。
「不承不承ながら欠席」は、いやいやながら承知する意味の「不承」を強調した形で、出席できないことを表しています。
「残念ながら欠席」は、期待や希望のようにならずに心残りであるが、出席不能という意味です。
欠席については「不参」「辞退」「出席不可」などに言い換えることもできるでしょう。
まとめ
どうしようもない理由があることで出席不可を告げる時などに、「やむを得ず欠席」を用いることができるでしょう。
明確な理由と併せて言い表すことが必要になります。
これによって欠席する時のお断りを、スムーズにしてみてください。