正しく使用できているのか、立ち止まりたくなる敬語もあります。
「よければお納めください」の適切な使い方と類似表現を調べていきましょう。
「よければお納めください」とは?
この場合の「よければ」とは「支障がないなら」という解釈ができます。
相手にとって都合が悪くなければ、して欲しい時につかう言い方です。
また「お納めください」は、受け取りをあらわす敬語です。
そのため「よければお納めください」で「都合がつけば、お受け取りください」と訳せます。
こちらからお渡しする時の、フレーズといえるでしょう。
「よければお納めください」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
自社のキャンペーングッズ、公式グッズを得意先のお客様にお配りするシーンがあるかもしれません。
「ご迷惑にならなければ、受け取ってください」という意味で使われているのが「よければお納めください」にあたります。
ただこの言い方は会話文だと、堅苦しく聞こえることも。
「お邪魔になるかもしれませんが」や「SNSでヒットしている話題作なので」など茶目っ気のあるひと言を加えてあげると、笑いの生まれる現場になるでしょう。
一方で業務上かならず受け取って欲しい書類をお渡しする時は「よければお納めください」は、あまりふさわしくない表現です。
受け取っても、受け取らなくてもどちらでも構わない、自由度が高いシーンで用いていきましょう。
「よければお納めください」を使った例文
・『珍しい物ではありませんが、よければお納めください』
・『お荷物になりますが、よければお納めください』
「よければお納めください」の類語や言い替え
似ている言い方に「よろしければ、お納めください」があります。
前半の文が整っているので、落ちついて聞こえます。
言い替えに「ご迷惑でなければ、お持ち帰りください」があります。
まとめ
「よければお納めください」を解説しました。
正しい敬語を知っていると、日々の対応も細やかになります。
気が利く人になるために、敬語力を磨いていきましょう。