ビジネスでも一般社会でもよく使われるカタカナ語が存在しており、「デメリット」も典型的なその事例と言えるでしょう。
割と馴染みのある言葉ですが、詳しく見ていきたいと思います。
「デメリット」とは?
「デメリット」を考える場合には、まず反意語である「メリット」について考えることから始めるべきでしょう。
「メリット」とは“merit”という英単語からのカタカナ語であり、本来の英語の意味では「価値」、「長所」、「功績」が挙げられます。
日本語の「メリット」の場合は、「利点」や「得なこと」または「好都合」と言った意味で用いられ、「長所」という点では共通点があるものの、カタカナ語としては「利益」的な意味で使用される傾向が強いと言えそうです。
さて、本題の「デメリット」に話を戻しましょう。
英語では“demerit”と表記され、意味としては「欠点」や「短所」です。
カタカナ語の「デメリット」の意味も「短所」や「欠点」ですので、「デメリット」について言えば、英語本来の意味と合致していると言って良いでしょう。
「デメリット」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
ビジネスでこの「デメリット」が使われる場合、ある事柄の性質を表すのに、問題点を挙げる場合です。
特に「メリット」とセットで「デメリット」が使用される傾向が見られます。
具体的には、「このプランではコストカットのメリットがあるものの、質の低下というデメリットがあります」のように、対比する形で使用されがちです。
「デメリット」を使った例文
それでは、他に考えられる使用例を挙げてみましょう。
・『デメリットを考えるより、まずメリットを考えるべきです』
・『メリットとデメリットの比較が重要だ』
・『消費減退のデメリットを配慮する必要がある』
「デメリット」の言い替え
デメリットの言い替えは、既出のものも含め、以下の言葉が考えられます。
・「欠点」
・「短所」
・「難点」
「欠点」と同じ意味です。
・「課題」
「解決すべき問題点」という意味です。
まとめ
「デメリット」とは「短所」や「欠点」という意味があり、「メリット」とセットで、「長所」と「短所」という対比で使用される傾向があります。