「一切の責任を負いかねますのでご了承ください」とは?
ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈していきます。
「一切の責任を負いかねますのでご了承ください」とは?
「一切の責任を負いかねますのでご了承ください」とは、ビジネス上で使う会話やメールなどにおいて「何が起きたとしても責任を持つことはできませんことをご承知いただけますようお願い申し上げます」あるいは「どのような状況においても責務を担うことはできかねます」などという意味合いで使われている表現です。
本来は異なる企業や団体などと共に協力をし合いながら進めていかなければならないようなプロジェクトや職務などに取り組んでいく過程で、どんなことが発生したとしてもこちら側の責任はまったくない旨について事前に言及しておくことができる言い回しです。
「一切の責任を負いかねますのでご了承ください」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「一切の責任を負いかねますのでご了承ください」とは、「本件において発生いたしました事象や導かれた結果などにつきましては、責任を負いかねますことをご理解いただけますようお願い申し上げます」などという意味合いで使われている文言です。
長期にわたるビジネスの過程で生じた不具合や欠陥などの障害については、責任を取ることができない旨を事前に通知したい場合などに用いられている表現で、相手に状況を理解してもらいやすいようにその他の注意事項などについても丁寧に記しておく必要があります。
「一切の責任を負いかねますのでご了承ください」を使った例文
・『本お取引において生じる可能性のある一切の責任を負いかねますのでご了承ください』
・『本施設内で発生した盗難や置き引きなどのトラブルにつきましては、一切の責任は負いかねますのでご了承ください』
「一切の責任を負いかねますのでご了承ください」の類語や言い替え
・『責任を取ることはできませんことをご認識いただければと存じます』
・『責務を果たすことはできないと思っておりますのでご承知おきください』
・『何が起きてもすべて免責とさせていただきます』
まとめ
「一切の責任を負いかねますのでご了承ください」とは、ビジネスの場において「すべての責任を負うことはできないことをお伝え申し上げます」などという意味合いで使われている表現です。
このフレーズを使用する際にはもっている意味やニュアンスなどを深く理解した上で、その時の場面や状況などに応じて適切に使いこなしましょう。
