ここでは「一概に」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「一概に」とは?
「一概に」は、全部が、または一般的にという解釈で使われています。
「一概にそうとは言えません」のように、何かを否定するために用いられる表現で、この使い方では、全てがそうとは言えない、それが一般的だとは言えないといったような意味になります。
「全てが」と考えて使う時も、全部がそうだという用い方をすることはなく、一部はそうかも知れないが、全部ではないといった解釈になります。
よって、全く否定する訳ではないものの、決して全てがそうではないという使い方に向いており、それをうまく伝えるために使われています。
「一概に」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「一概に」は、先のように何かの否定のために用いられる表現です。
そのため、「一概にそうと言われても〜」や「一概にそう考えるのは間違っている」などといった使い方になることが多く、全部がそうではないだろう、一般的にそう考えるのは間違いだと伝えるような時に用いられます。
つまり、何かしらの意見、見解などを否定するために用いるため、使う相手によっては注意が必要になりますが、「一概にそうとも言えないのではないでしょうか」などと丁寧な使い方をすることで、この表現自体が直接失礼にあたることはありません。
「一概に」を使った例文
・『地球温暖化の原因にプラスチックゴミが関係していると一概には言えないだろう』
・『これについては、○○と答えておけばいいと一概に考えてはいけない』
「一概に」の類語や言い替え
・『必ずしも』
こちらも否定のために使われることがほとんどで、全部ではないという解釈で同様に用いることができると考えてよく、「必ずしもそうとは言えない」のように、言い替えに使うことができます。
ほとんど同じ意味だと考えて構いませんが、「一概に」より強い表現になるので、それを考えてうまく使い分けてください。
まとめ
「一概に」は、全部がそうではない、それは一般的ではないという使い方になる表現です。
意味としては全部が、一般的にとなるものの、必ず否定のために用いられるため、そのような使い方専用の表現だと覚えておくといいでしょう。
