この記事では「一環といたしまして」について解説をします。
「一環といたしまして」とは?
あるものの一部として、という意味です。
「一環」には、全体の中の一部分、互いに深い関係をもつものの一部分という意味があります。
関連しあって、輪のようにつながっている事柄をいう語です。
「いたし」は「する」の謙譲語です。
「まし」は「ます」のことで、敬意を表します。
「一環といたしまして」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、ある事柄が何かの全体の一部分であること、互いに深い関係のあるものの一部分であることを示すために用います。
ある事柄だけを独立させて、何かを行うのではありません。
たとえば、ある支援をしている企業があるとします。
この企業では、支援のひとつとして、賞味期限がもうすぐ切れそうな食品を無償で配布しています。
この活動だけをしているのではなく、これは支援の一部をなすもので、他にも支援に関係する事柄は行っています。
つまり、全体の中の一部が、賞味期限が切れそうな食品の無償配布なのです。
こういった活動をしていることを知ってもらうときに、「〜食品の配布を行っております」といった使い方をします。
支援として行っている活動が、賞味期限が切れそうな食品の無償配布だけであれば「一環」とはいいません。
他と関連している場合に用いる言葉です。
「一環といたしまして」を使った例文
・『一環といたしまして、○○の製造を行っております』
「一環といたしまして」の返答や返信
何をしているのかこの後に述べているはずなので、それに対しての返答をします。
行っている事柄に対しての自分の感想を伝えてみるとよいでしょう。
どういった事柄を行っているのか、詳しく話を聞いてみることもあります。
より詳しい情報を知ることで、そのものへの自分の興味が高まるかもしれません。
世間に対してお知らせをしていることもあります。
その場合は、興味があれば詳しい内容を確かめてみてください。
まとめ
この言葉は、ある事柄の一部として何かをしているときに用いるものです。
ひとつの事柄だけを行っているのではなく、全体の一部であるときに使われます。