体調も行動も良い感じに過ごすことを表す場合は、「万全な状態」という表現が使われます。
万全の意味については、理解できているでしょうか。
万全な状態の使い方などを確認してみてください。
「万全な状態」とは?
全く手落ちがなく完全であるという意味の「万全」を用い、人物や物事の様子が最適であることを表す言葉です。
「万全な状態」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
自身の体調、使用する道具の状態、物事の準備などは、完全に整って良好であるほど好ましいと言えます。
実際にそのような良い状態だったり、相手にそうするように促すにあたり、「万全な状態」を使うことができるでしょう。
万全な状態であると人に告げれば安心感を与える効果があり、万全にするよう促せばリスク回避にも役立ちます。
人に問われて「万全な状態です」と答えることもできる一方で、「体調は」などのように、具体的に何が万全かを伝えることも可能です。
これは実際に万全であることを確かめてから用いる必要があります。
何らかの無理や問題があるのに万全な状態と言ってしまいがちですが、リスクを生むので気をつけてください。
「万全な状態」を使った例文
・『明日の試験には万全な状態で挑むことができるよう、体調管理をしっかりやってください』
・『弊社では地震に対する備えが足りず、万全な状態には程遠い感じがします』
「万全な状態」の類語や言い替え
「完璧な状態」は、人や物事に一つも欠点がない様子を表している言葉です。
「完全無欠な状態」は、欠点や不足したところがまったくない様子を表しています。
「充実した状態」は、必要なものが備わって満ち足りているとの意味です。
「優れた状態」は、物事の程度が他に比べて勝っている様子を表します。
「満ち足りた状態」は、不足がなくて十分である様子を表すものです。
「絶好調」は、いつもより身体や物の調子がとても良いことを表しています。
また状態の部分については、「具合」「様子」などに言い替えることも可能です。
まとめ
人や物事の様子が完全であることを伝える時などに、「万全な状態」を使うことができます。
自分が万全であると知らせて安心感を与えたりと、良い効果もあるのでした。
実際に万全な状態であることが、使う時の条件です。
言い替える場合は「完全無欠な状態」など、別の形も考えてみてください。
