ここでは「主軸」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「主軸」とは?
「主軸」には、2つの使い方があり、1つ目は何かの中心となる対象という意味になります。
「このプロジェクトの主軸は○○課長です」と、誰かがその取り組みにおける中心人物だという用い方や、「我が社の事業の主軸は○○の販売だ」といったように、その団体や組織として行っている中心的の事業や行動と使った場合はそちらです。
もう1つは、機械的な仕組みの中でメインとなる軸のことで、「主軸がしっかり回転していないと、こちらの歯車まで回りません」などと用いた場合はこの意味になります。
「主軸」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「主軸」は、スポーツにおいても使われています。
野球において、「我がチームの打線の主軸はやはり4番バッターの○○だ」のような使い方がそれになり、要は「中心」になるものを指している時が、もう1つの機械的な意味合いではない使い方だとまとめることができます。
その機械の方でも、中心となる軸のことなので、大きな意味では同様の解釈になっており、自動車が好きな人はギアボックスの話になると、それの「主軸」がどうこうと使うことがありますが、この場合も機械的な意味合いで用いている例の1つです。
「主軸」を使った例文
・『今期は主軸になっている○○事業であまり利益が出ていないので、経営的に苦しいと言わざるを得ない』
・『どうも主軸が折れているようで、そこから修理をしないとまともには動かないでしょう』
「主軸」の類語や言い替え
・『主幹』
こちらの表現も、何かの中心となる人物や、中心になる事業やそれに類似する内容といった意味で使われています。
特にビジネスシーンでは「主幹事業」という使い方がよく見られ、これは「主軸となる事業」のことを指します。
堅い表現になるため、会社としての見解を述べる公式な文章などに向いており、こちらは機械的な使い方はしません。
まとめ
「主軸」は、中心になる人物、または団体や組織として中心にしている事業などのこととして、もしくは機械的な仕組みにおける中心になる軸という意味になります。
ビジネスでは前者の方でよく用いられており、スポーツシーンでもチームのそれと使われることがある表現です。