この記事では、「了承していただく」の使い方について分かりやすく説明していきます。
「了承していただく」とは?
「了承していただく」は、自分達から提示する事柄や、こちら側の事情などを納得して受け入れてもらうことを表す丁寧な表現です。
「了承+して+いただく」で成り立っている語で、「了承」は「相手の意向・事情・状況などを納得して受け入れること」、「して」は動詞「する」の連用形「し」+接続助詞「て」、「いただく」は動詞「もらう」の謙譲語、全体で「こちらの意向・事情・状況などを納得して受け入れてもらう」の敬語表現になります。
「了承していただく」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「了承していただく」は、既に決まっていたことに変更が生じた時や、最初から注意するべき点がある時、自分達の提案に賛同してもらいたい時などに使われます。
文節ですので、後に続く言葉により、「いただく」が変化します。
相手に受け入れてもらった時にはお礼の言葉、相手に協力してもらう時にはお願いの言葉を使います。
「了承していただく」の正しい敬語表現
「了承していただく」の正しい敬語表現は以下の通りです。
・『ご了承賜る』
最も丁寧な表現の一つになります。
「ご了承」の「ご」は尊敬語の接頭辞、「賜る」は「目上の人からもらうこと」の謙譲語です。
「お・ご〜賜る」でひとつの敬語表現になります。
「了承していただく」を使った例文
「了承していただく」を使った例文は以下の通りです。
・『この度は弊社の提案を了承していただき、誠に感謝申し上げます』
・『プレゼンのセッティング時間は5分となっておりますので、了承していただけますようお願いいたします』
「了承していただく」の類語や言い替え
「了承していただく」の類語や言い替えは以下の通りです。
・『ご承諾いただく』
・『ご理解いただく』
・『ご容認いいただく』
まとめ
今回は「了承していただく」について紹介しました。
意味や使い方を覚えておき、いざという時に正しく使える様にしておきましょう。