ここでは「予想外」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「予想外」とは?
「予想外」は、考えてもいなかったという意味になります。
「そんなことになるとは予想外だ」のように使われており、思ってもいないことになったと解釈する使い方をするための表現です。
よって、そんなことは考えてもいなかったという時に、対象を選ばずに使える表現で、「ここまでの円安は予想外としか言えない」、「あの国から支援があるとは予想外としか言えない」などといった堅い使い方から、「まさかあの馬が1着になるとは完全に予想外だ」などといった遊技、娯楽の類いにも用いられています。
「予想外」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「予想外」は、先のように様々な対象に、そうなるとは思わなかったという意味で使える表現です。
見た目からすると、予想の逆だったという使い方になりそうなものですが、もちろんそちらとして用いても問題なく、その対象に何かしら予想を立てていた時でなくとも、考えもしなかったという解釈で使えると考えてください。
少し形を変えた「予想の上をいく」といった用い方もあり、「そうなってしまうとは、予想の上をいく結果だ」のような使い方になります。
意味としては一緒なので、無理にそのように用いる必要はありません。
「予想外」を使った例文
・『ここまでのタイムが出るとは、全く予想外だったので驚いている』
・『予想外に進み具合が遅いので、このままだと期日までに間に合うか分かりません』
「予想外」の類語や言い替え
・『想定外』
こちらはあらかじめ何かしら予想を立てていて、それとは異なった様相になった場合に用いる表現になります。
前述のように、それを立てていた時にも「予想外」と使うことができますが、こちらにするとより意味が強くなると考えてよく、「こんなことになるとは完全に想定外だ」のように同様の使い方になります。
まとめ
「予想外」は、何かに予想を立てていた時にはそれとは違うという意味で、特にそうとはしていなかった場合にも、考えもしないことになったという解釈で用いることができる表現です。
前者の場合には類語で挙げた「想定外」としてもよく、その方が少し意味が強くなります。