どんな職場でも、猫の手より「人手」が欲しい時があります。
働くことに関係する人手という言葉の、正しい使い方や間違わない言い換えについてご紹介します。
「人手」とは?
他人の手助けや力のことをあらわし、同時に労働にあたる者という意味があります。
「人手」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
夏休みや年末年始などの書き入れ時などで職場が忙しくなったり、労働力が不足する事態になると、新たに働く人の確保が必要になってきます。
そんな時などに「人手が足りない」「人手を集める」という形で人手が使われるのが一般的です。
人の手と書きますが、用いることができるのは手作業だけに限らず、あらゆる職業全般に適用することができます。
人手は話し言葉やメールで敬語に含めて使われることも多いですが、場面によって相応しい形に言い換えたほうが良い場合もあるでしょう。
「人手」を使った例文
・『近頃は職場の人手不足が深刻になっております』
・『年末になったら人手を集めたいので、学生や主婦のアルバイトを募集します』
「人手」の類語や言い替え
「働き手」は、仕事を行なう人や生計を支える人、または人手を表す言葉で、敬語の中でも良く使われる言葉です。
「労働力」の場合は、ものを生産する仕事などに投入される働き手のことを表します。
「戦力」は戦うための能力のことですが、転じて物事を成すために必要となる働き手を表す言葉です。
「人員」は、人の数や組織を構成する人の意味があります。
「マンパワー」とは、職場で投入する労働力を表すカタカナ語で、人手の言い換えとしても使われるカジュアルな印象の言葉です。
まとめ
労働力のことを言い表しているのが、「人手」という言葉なのでした。
人手を使える職業は、手作業の仕事だけには限りません。
言い換えをする場合には、働き手、労働力、人員などを選んでみると違和感なく使っていくことができるでしょう。