来客を少々待たせるような状況で、「今しばらく」を使うことは頻繁にあります。
果たして今しばらくとはどのくらいの時間を指すのか、その使い方など気になるところを確かめてみましょう。
「今しばらく」とは?
現在から幾らかの時間についてを言い表している言葉で、対応する人物に少しのあいだ待ってもらう時に用いられます。
「今しばらく」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
来社した客人や電話をかけてきた人などが問い合わせを行なうケースでは、社員の側がすぐに対応できないことがあります。
その場合に相手に少し待ってもらうようお願いするために「今しばらく」を使います。
来客や電話の相手に対して今しばらくに当てはまる時間は、多くの場合は2〜3分程度、あるいは数分程度のことです。
10分以上も待たせるような時やメール対応の場合は、長引くことが分かるような別の言い方にする必要があり、今しばらくは使わないほうが無難と言えます。
またこの表現と併せて、何故待ち時間が必要なのかを説明したり、「お待ち下さい」などの言葉を繋げて言う必要があるでしょう。
「今しばらく」を使った例文
・『現在担当者に確認をしておりますので、今しばらくお待ちください』
・『今しばらくお待ちくださるようお願いいたします』
「今しばらく」の類語や言い替え
「しばし」は、少しの間という意味がある言葉であり、今しばらくと同じように使うことができます。
「もう少々」は、あと少しの時間を表している言い方です。
「もう少しの間」という場合は、あとわずかの時間を表す表現となり、今しばらくと大差はありません。
まとめ
相手に対して僅かな間だけ待ってもらうような状況になったら、「今しばらく」が使われるのでした。
今しばらくは2〜3分、または数分程度とおぼえておく必要があるでしょう。
言い換える場合は「しばし」「もう少々」「もう少しの間」などの表現を使ってみるのが適切です。