ここでは「今年も後残り僅かとなって参りました」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「今年も後残り僅かとなって参りました」とは?
「今年も後残り僅かとなって参りました」は、文字通り、年末になる時期に用いられる表現です。
具体的には12月の15日を過ぎた辺りから用いられることが多いですが、もう少し早くから使うこともできます。
プライベートなシーンで、この表現から始める挨拶文を冒頭にもってくるという用い方がよく見られ、この後にはご機嫌伺いになる文言を続けます。
その使い方では単なる冒頭のクッションに過ぎませんが、ビジネスシーンで使うとなると、その残り少ない今年中に何かをお願いしたいといった用い方になると考えてください。
それは、個人的な挨拶として使う場合とは異なり、そちらのシーンでわざわざ今年もあと少しだといった挨拶表現を使う必要はないからです。
「今年も後残り僅かとなって参りました」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「今年も後残り僅かとなって参りました」は、先のようにビジネスで使うとなると、残り少ない今年の中でコレをお願いしたい、急いで欲しいといったような文章にすることがほとんどです。
例えば、「今年も後残り僅かとなって参りましたが、先にお願いした件は年内に何とかなりますか」のような使い方になり、そのような催促とも言える内容に用いられます。
逆に、「〜となって参りましたが、お願いしています件は年が明けた後でも構いませんので〜」などと使うこともできるので、そのような用い方もまま見掛けます。
ですが、あまり多くはなく、基本的にはその今年中に何かをして欲しい、終わらせてもらえるかといった内容の文章にするものです。
「今年も後残り僅かとなって参りました」を使った例文
・『今年も後残り僅かとなって参りましたが、いかがお過ごしのことと存じます』
・『今年も後残り僅かとなって参りました。さて、ご依頼中の件ですが、年内のうちにいただくことはできますか』
「今年も後残り僅かとなって参りました」の類語や言い替え
・『今年も残すところ後僅かとなりました』
このように少し形を変えて使うことも多く、同様の用い方になる表現です。
プライベート、ビジネスのどちらのシーンでも問題なく使えるため、そのまま言い替えになり、こちらの表現の方がスムーズに聞こえる(見える)ことから、元の形よりよく用いられています。
まとめ
「今年も後残り僅かとなって参りました」は、12月も中旬を過ぎた頃から使われる表現です。
そのような時期なのでという挨拶表現になるだけでなく、ビジネスで残り少ない今年中に何かをこうして欲しいといったような使い方もされています。
