この記事では「今後とも何卒よろしくお願いいたします」について解説をします。
「今後とも何卒よろしくお願いいたします」とは?意味
これからもよろしくという話し手側の気持ちを表す言葉です。
「今後」は、今よりも先をいう言葉で、以後、こののちという意味です。
「何卒」は、相手に強く願う気持ちを表します。
「よろしく」は、相手に好意を示したり、頼み事をしたりするときに用いる言葉です。
「お願いいたします」は「お〜いたします」の形で謙譲の意を表しています。
「いたす」は「する」の謙譲語、「ます」は敬意を表す語です。
「今後とも何卒よろしくお願いいたします」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、あいさつで使ったり、メールや手紙などの締めくくりの言葉として使ったりします。
「今後とも」なので、これからもかかわりを持つ人に対して伝えます。
一度だけの関係の人や、これからかかわりのない人には、このような言葉を伝えません。
たとえば、暑中見舞いで使うことがあります。
暑中見舞いでは、最初にお見舞いの言葉、次に相手を気遣う言葉や日ごろの感謝などを書きます。
そして、結びの言葉としてこの言葉を使用します。
結びの言葉は、相手へ気遣いを示すものや、無事を祈る言葉にしてもよいです。
最後に日付を書きます。
「令和○年盛夏」のように、詳細な日付は入れない書き方をします。
謝罪のときには使わないようにしましょう。
謝罪をする場面では、申し訳ないという気持ちを伝えることが重要です。
相手に迷惑をかけているのに、「これからもよろしく」の意を伝えるのは、自分のことしか考えていないように感じられます。
「今後とも何卒よろしくお願いいたします」を使った例文
・『○○はありがとうございました。今後とも何卒よろしくお願いいたします』
「今後とも何卒よろしくお願いいたします」の返答や返信例
こちらからも「よろしく」の意を伝えるとよいでしょう。
お互いが好意を示すことで、よい関係を保ちやすくなります。
暑中見舞いをもらったときならば、返事のはがきを出しましょう。
暑中見舞いをもらったことへのお礼と、相手を気遣う言葉などを伝えます。
結婚式のスピーチで新郎がこの言葉を述べることもあります。
結婚式のような集まりの場では返答はしないことがあります。
後で個人的にお祝いの言葉を伝えてもよいでしょう。
まとめ
この言葉で相手に好意を示すことができます。
このような言葉を使うことで、相手との関係を良好に保ちやすくなります。
しかし、どのような場面でも使えるものではありません。
状況によっては相手を不快にさせるので、使う場面を考えましょう。