ここでは「今後のお取引につきましてもこれまでと変わりはございません」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「今後のお取引につきましてもこれまでと変わりはございません」とは?
「今後のお取引につきましてもこれまでと変わりはございません」は、ビジネスシーンにおいて、この表現を用いるべき事例が発生した場合に使われます。
具体的なその例を挙げると、取引相手になる会社に対し、値上げの続く昨今ながら、今回のこちらからの請求は以前と同じ金額のままで構わないといったように伝えた際に、次回からもそのままだという意味で「尚、今後のお取引につきましてもこれまでと変わりはございません」と用いるという具合です。
このように、今回もそれまでと同様で、これからも同じで構わないという使い方をするための表現で、それ以外の用い方はほとんど見掛けません。
「今後のお取引につきましてもこれまでと変わりはございません」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「今後のお取引につきましてもこれまでと変わりはございません」は、先のような用い方で文章で使われており、ここぞという時にこのような表現があると覚えておくと、うまく使うことができる表現です。
しかしながら、前述の例のように、ビジネスにおける取引において、こちらがお金をもらう立場で、その金額的なものが今回は前回と同じだと伝え、更に次からも(当面は)同じで構わないという使い方以外にほとんど用いようがないと言えるため、この条件にあてはまらないと使う場面はまずありません。
よって、そのような時のために覚えておくという程度でいいかも知れません。
「今後のお取引につきましてもこれまでと変わりはございません」を使った例文
・『この度はどうもありがとうございました。今後のお取引につきましてもこれまでと変わりはございませんので、どうぞよろしくお願いいたします』
・『今回も前回同様の内容でお願いいたします。今後のお取引につきましてもこれまでと変わりはございません』
「今後のお取引につきましてもこれまでと変わりはございません」の類語や言い替え
・『今後のお取引につきましてはまたご相談させてください』
こちらは、今回は以前と同様の条件で構わないが、次回からは相談させて欲しいと言っている表現です。
つまり、今回までは金額は一緒でいいが、次からは少し上げたいと考えているような場合に使うことになり、そのようなシチュエーションにおいて用いられています。
まとめ
「今後のお取引につきましてもこれまでと変わりはございません」は、説明したようなシーンでのみ使うことになる表現なので、実際に用いることになる場面は少ないかも知れません。
業種によっては全く使う必要のない表現になりますが、意味だけは覚えておくといいでしょう。