ここでは「今後のご多幸とさらなるご健勝を心よりお祈り申し上げます」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「今後のご多幸とさらなるご健勝を心よりお祈り申し上げます」とは?
「今後のご多幸とさらなるご健勝を心よりお祈り申し上げます」は、文末に定型的に使われる表現です。
色々なケースで用いられており、例としては、退職する際に「今まで大変お世話になりました。
今後のご多幸とさらなるご健勝を心よりお祈り申し上げます」とそれまでお世話になった人や上司などに用いたり、逆に退職する人に対して使うこともできます。
そのような、何かしらの別れになる際の無難な挨拶表現として使われることが多く、これから会うことがあると思われる相手には向いていません。
「今後のご多幸とさらなるご健勝を心よりお祈り申し上げます」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「今後のご多幸とさらなるご健勝を心よりお祈り申し上げます」は、その相手のこれからの幸福と健康であることを祈っているという意味になりますが、先のように定型的に用いる表現になり、「さらなる」を外した形でもよく使われています。
また、「今後のご健勝を〜」という使い方をすることも多く、そちらの場合、求人に応募してきた相手への不採用の通知にも用いられます。
そういった相手に「ご多幸」と使うのは適していませんが、それがない形であれば特に問題はないからです。
「今後のご多幸とさらなるご健勝を心よりお祈り申し上げます」を使った例文
・『○日をもって退職されるとお聞きしました。今後のご多幸とさらなるご健勝を心よりお祈り申し上げます』
・『長い間お疲れ様でした。今後のご多幸とさらなるご健勝を心よりお祈り申し上げます』
「今後のご多幸とさらなるご健勝を心よりお祈り申し上げます」の類語や言い替え
・『今後のさらなるご活躍とご健勝をお祈り申し上げます』
使う相手の門出になる場合には、こちらの表現の方が向いています。
例えば、退職して独立するといった場合や、転職先が決まっているような時に用いると、これからも健康で、活躍を期待していると言っていることになります。
まとめ
「今後のご多幸とさらなるご健勝を心よりお祈り申し上げます」は、その相手と別れになる場合によく用いられている文末向けの挨拶表現になります。
しばらく会う予定がない、または全くそれがないと思われる時に使われており、無難な定型表現として文章の締めに用いることができます。