ここでは「今更ですが」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「今更ですが」とは?
「今更ですが」は、タイミングとしては遅い時期ながらという意味で、今頃になって、という使い方をするための表現です。
例として、発売日からもう1ヶ月経っている商品を対象にして、「今更ですが、○○はもう購入しましたか」と用いると、発売日から考えて訊ねるタイミングとしては遅いが、といった解釈になります。
また、出発直前になって「今更ですが、切符はきちんと持っていますか」と用いた時には、今頃になって聞くことではないが、と言っており、やはり聞くタイミングとしては遅いが、と使っています。
「今更ですが」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「今更ですが」は、確認の意味から用いることも多いです。
先に挙げた切符の例がそれになり、出発直前の今頃になって聞くことはないが、という使い方で、それを持っているかの確認も同時に行っています。
この確認として使う例では、「今更ですが、○○はどうなっていますか」といったように用いることが多く、今頃になって聞くことでもないが、確認のためにそうさせて欲しいといった意味で使っています。
丁寧にすると、「今更になりますが」となり、ビジネスシーンではそちらの形でもよく見聞きします。
「今更ですが」を使った例文
・『今更ですが、あの映画はもう観に行きましたか』
・『今更ですが、追加でお願いしていた○○も一緒に発注していただけましたか』
「今更ですが」の類語や言い替え
・『今になって』
こちらもタイミングとしては遅いという意味になり、「今になって聞きますが〜」などと用いられます。
「今になって気付いてしまった」のように、今頃気付いても遅いものの、といった使い方になることが多く、「今になって思うと〜」とすると、もう今思ったところでとっくに遅いが、という解釈で用いることができます。
まとめ
「今更ですが」は、もうタイミングは逸しているものの、と使われる表現になります。
今それを言ったり、行うのは遅いものの、といった使い方が多いですが、確認から用いられることも多く、この場合には今になって聞くのはタイミングとしては遅いが、という解釈になります。
