「遅ればせながら」とは?ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

「遅ればせながら」とは? ビジネス用語

この記事では、ビジネスシーンでよく使われる表現の「遅ればせながら」について、その意味や使い方や敬語表現を徹底解説します。

「遅ればせながら」とは?

「遅ればせながら」の表現における「遅ればせ」「遅れて馳せる」こと、すなわち「遅れて駆けつけること、参上すること」を意味する言葉です。

次の「ながら」は逆接を表す「〜ではあるが」との意味の言葉なので、「遅ればせながら」の元の意味は「遅れて駆けつけましたが」「遅れて参上しましたが」となります。

そこから転じて、現在では「遅ればせながら」は広く「遅くなってしまいましたが」との意味で使われています。


「遅ればせながら」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

「遅ればせながら」は先に記したように「遅くなってしまいましたが」との意味で、時機を逸してしまったことを表現する言葉です。

しかも、単に時機を逸したとの客観的事実を表現するだけでなく、その言葉にはそれを謝罪する気持ちが込められています。

この言葉は、「遅くなってしまったこと」に対して謝罪する表現の前置きの言葉としてよく使われます。

また、この表現は、口頭でも使われますし、メールやハガキ等の書き言葉でも使われます。

この表現は、具体的にはメールの返信や、提出すべき資料や書類の送付や、食事のお礼など、本来ならビジネスマナーとして迅速に対応すべきところを、タイミングが少し遅れてしまった際に、軽い謝罪の気持ちを込めて使われるものです。

ただ、タイミングが少し遅れたと言っても、迅速で理想的なタイミングよりも少し遅れた場合で、あくまで常識的に許される範囲内の遅れに対して使うべき表現です。

万が一、非常識とも言えるほど遅れた場合は、きっちりと謝罪して対処する必要があるので、その使い方には注意が必要です。


「遅ればせながら」を使った例文

・『遅ればせながら、新製品の資料をお送りいたします』
・『先日はご馳走になりありがとうございました。遅ればせながらお礼申し上げます』
・『遅ればせながら、必要書類を提出いたします』

「遅ればせながら」の類語や言い換え

「遅ればせながら」の言い換えとしては、「遅くなりましたが」「遅まきながら」「今更ながら」「遅くなり心苦しいですが」「お待たせして心苦しいですが」等が挙げられます。

まとめ

「遅ればせながら」の文字通りの意味は、「遅れて駆けつけましたが」ですが、そこから転じて広く「遅くなってしまいましたが」との意味で使われているフレーズです。

この表現は、常識的に許される範囲の遅れに対して使うべき言葉で、非常識なほど遅れた場合は、しっかりと謝罪した上で、対処することが必要です。

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