ここでは「以前から」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「以前から」とは?
「以前から」は、現在より前から、という色々な使い方をすることができる表現です。
「その不具合は以前からありました」と用いれば、その不具合は前からあったものだと言っており、「以前からずっと腰痛に悩まされています」とした場合には、前からずっと腰痛を患っているという意味で使っています。
どれくらい前からなのかを添えて用いることも多く、「この趣味は以前から3年ほど続けています」のように使った時がそれになり、誰かに現在まで3年くらいその趣味を続けていると伝えることができる用い方です。
「以前から」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「以前から」は、意味となる「前から」と使っても意味は一緒のため、そちらに言い替えることができます。
それを丁寧にしたものだと考えてよく、ビジネスシーンで他社や目上の人を相手に使う時に適しています。
特にいつからだとはせず、「以前からそうなっています」のような使い方をした場合には、それはどれくらい前からなのかと聞かれることも多く、「かなり以前から」といったように、結構前からのことだと用いた時にも同様です。
その手の使い方でも「以前」を「前」と言い替えることができます。
「以前から」を使った例文
・『以前から思っていたのですが、操作方法が難しいことがあまり売れていない原因ではないでしょうか』
・『その樹は以前から生えていて、樹齢にしてもう30年になるそうです』
「以前から」の類語や言い替え
・『かねてから』
この「かねてから」も、前からそうだ、という使い方ができます。
「その現象はかねてからの不具合です」のように、そのまま言い替えになりますが、どちらかと言えば「かねてから思っていることがありまして〜」といったような、前からそう思っている、考えている、または言っているという使い方に向いています。
まとめ
「以前から」は、前から、という意味を丁寧に表現した使い方になります。
口語、文章のどちらでも用いることができ、他社や目上の人に使われることが多く、そのまま「前から」としても意味は一緒なので、親しい間柄であればそちらで用いても全く問題ありません。
