正しい敬語を学んでおくと、元気に仕事ができます。
「伺えたらと存じますが」の使い方を見ていきましょう。
「伺えたらと存じますが」とは?
「伺えたら」は「伺う」の形を変えた表現です。
「伺う」は「行く、話を聞く、質問する」の謙譲語として用いられています。
「存じますが」は「思いますが」のへりくだった表現です。
その状況によって「行けたらいいのですが」あるいは「お話を聞けたらいいのですが」という意味があります。
「伺えたらと存じますが」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
難しい敬語の、トップ5に入るのが「伺います」という言い方です。
訪問する、質問すると複数の意味があるので、言葉を補わないとうまく相手に伝わらないことも。
言葉足らずだと、間違ったコミュニケーションに繋がるので注意が必要です。
例えば相手の企業に行って、詳しい説明をしたい時は「近いうち御社に伺えたらと存じますが」とし、話を聞きたい時は「こちらの資料についてお話を伺えたらと存じますが」と誰が聞いても分かる文を目指していきましょう。
また「伺えたらと存じますが」は例えば「お伺いしてもよろしいでしょうか」や「お聞きしてもよろしいでしょうか」にすると、伝わる言い方に。
度合いを調整していきましょう。
「伺えたらと存じますが」を使った例文
・『明日午前中に、御社に伺えたらと存じますが』
・『明日午前中に、御社にお伺いしてもよろしいでしょうか』
「伺えたらと存じますが」の類語や言い替え
似ている表現に「伺いたく存じます」が挙げられます。
「ますが」で区切っていないので、使いやすい言い回しです。
こちらもフォーマルな表現で「新しい商品のご紹介を兼ねて、御社に伺いたく存じます」と用いていきます。
このほか言い替えの表現に「お伺いしてもよろしいでしょうか」や「お尋ねしてもよろしいでしょうか」が挙げられます。
自分らしくアレンジを加えながら、誤解のないコミュニケーションへ導いていきましょう。
まとめ
「伺えたらと存じますが」をお伝えしました。
内容を正しく理解しておくと、誤解を防ぐことができます。
敬語の達人を目指していきましょう。