正しい敬語を知っていると、社会人として成長できるもの。
「体調などはお変わりありませんでしょうか」の使用例を見ていきましょう。
「体調などはお変わりありませんでしょうか」とは?
相手の健康状態を尋ねる言い方です。
顔色が優れていない方、忙しい日々を送っていた方を案じる気持ちが見え隠れしています。
「体調などはお変わりありませんでしょうか」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
しばらく会っていない方に連絡する際は、近況を知りたくなるものです。
こちらのフレーズは相手の体調面を心配する言い回しですが、少々気を付けたい日本語のひとつ。
病気や健康に関する話題はとてもデリケートな問題で、中にはずかずかと足を踏み込まれたくない方もいるからです。
「体調などは」から切り出すと、あまりに唐突に聞こえてしまうので、他の言い方も見つけていきましょう。
「体調などはお変わりありませんでしょうか」の正しい文章表現
「お変わりありませんか」または「お変わりないでしょうか」は、その言葉だけで近況を尋ねる言い方です。
「以前会った時から、変わったことはありませんか」と大まかに尋ねているので、多くのシーンで安心して使えます。
「ご無沙汰していて、申し訳ございません」や「ご挨拶に伺えず、失礼をお許しください」と先に謝罪文を入れておくと、落ちついた言い方に聞こえるでしょう。
「体調などはお変わりありませんでしょうか」を使った例文
・『ご家族の皆様も、お変わりありませんか』
・『ご無沙汰しておりますが、お変わりございませんか』
「体調などはお変わりありませんでしょうか」の類語や言い替え
「お変わりありませんか」の類語に「いかがお過ごしですか」も挙げられます。
「いかがお過ごしですか」は前向きに感じられる表現のひとつ。
旅行に行った、ジム通いを始めたなど、明るいエピソードを聞き出しやすい言い方です。
目上の方に用いるなら「いかがお過ごしでしょうか」と語尾を改めていきましょう。
このほか「お変わりございませんか」も言いかえの表現として適当です。
まとめ
「体調などはお変わりありませんでしょうか」を解説しました。
失礼のない言い方を知っていると、いい印象を与えられます。
語彙力を磨いていきましょう。