目上の方に用いていいのか、迷ってしまう敬語もあるものです。
「元気なお顔を拝見したい」の適切な使い方と類似表現を調べていきましょう。
敬語のプロを目指してください。
「元気なお顔を拝見したい」とは?
この場合の「元気なお顔」とは、やつれていない健やかな顔をあらわします。
病気などにかかっていない、はつらつとした表情を思い浮かべます。
また「拝見」は「見る」の謙譲語にあたります。
そのため「元気なお顔を拝見したい」で「お元気な顔を見たいです」と訳せます。
相手に呼びかける時の、あいさつ文といえるでしょう。
「元気なお顔を拝見したい」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
人事異動の辞令が出たため、これまでお世話になった方にご挨拶しなければいけない時があります。
チームの方にお礼を述べる時、部下や後輩にねぎらいのひと言を伝える時の表現が「元気なお顔を拝見したい」にあたります。
次回会う時までに、しばらく時間が空きそうな時に用いていきましょう。
一方で「元気なお顔を拝見したい」は人によってはNGとなる場合も。
とくに療養中の方に用いるのは、控えておきたいです。
白々しく聞こえてしまうので、相手の立場によって微調整をおこなっていきましょう。
「元気なお顔を拝見したい」を使った例文
・『次回お会いする時は、元気なお顔を拝見したいです』
・『次にお目にかかる時は、元気なお顔を拝見したいと思っています』
「元気なお顔を拝見したい」の類語や言い替え
似ている表現に「お元気そうで良かったです」があります。
久しぶりの方にお会いした時の、あいさつ文です。
「お元気そうで、安心しました」と言い替えることもできます。
キャリアが上の方に用いると失礼に聞こえることもあるので、距離感に気を付けておきましょう。
言い替えに「今後ともよろしくお願いいたします」があります。
まとめ
「元気なお顔を拝見したい」を解説しました。
こちらの嬉しい気持ちをお伝えする敬語はいくつかあります。
正しい使い方を知って、敬語力を上げていきましょう。