この記事では「元気に過ごしております」について解説をします。
「元気に過ごしております」とは?意味
近況を伝える言葉です。
「元気」には、心身の調子がよくて健康であること、またそのさまという意味があります。
「気」は生命の働きにかかわる源です。
「過ごし」は「過ごす」のことで、暮らすという意味があります。
「ております」は「ている」を丁寧にした表現で、現在の状態を表します。
「ます」は敬意を表す語です。
「元気に過ごしております」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、話し手や話し手側の人の現在の状態を伝えるために用います。
手紙の中で使われることが多いです。
手紙には基本の書き方があります。
まず、拝啓などの頭語と季節のあいさつを書きます。
日本には四季があり、季節によって自然の顔が変わるので、そのときにあった言葉を選ぶようにします。
次に手紙の目的や用件を述べます。
この部分は主文といい、手紙の中心となります。
この後に、相手の健康を願う言葉や用件のまとめとなるような言葉と、頭語に対する結語を書きます。
最後に、書いた日付、差出人、宛名を書きます。
この言葉は、自分や家族など自分側の人の状態を伝えるために、最初の方で伝えます。
元気に過ごしているとわかれば、相手は安心するでしょう。
ただし、入院をしているなど、明らかに元気でないと相手がわかっているなら、無理に「元気です」と伝える必要はありません。
元気に過ごしているのは話し手側なので、「お過ごし」とする必要はありません。
他人の様子を尋ねるときならば、「お過ごしですか」と「お」を使った表現にして敬意を表します。
「元気に過ごしております」を使った例文
・『皆元気に過ごしております』
「元気に過ごしております」の返答や返信例
手紙をもらったならば、そこに書かれている用件に対して返事を出します。
先にこちらから手紙を出しており、相手の方から返事があった場合は、こちらから返事を出す必要はありません。
ただし、返事を求める内容であれば、前に手紙を出していても返事を出すようにします。
「元気です」と伝えてきてくれているので、元気なことに対して「よかった」という気持ちを伝えるとよいでしょう。
相手からの手紙に対応するような内容を書くようにします。
メールでこの言葉を伝えていることもあります。
その場合も手紙と同じような対応をします。
まとめ
この言葉は、話し手や話し手側の人の現在の状態を伝えるものです。
心身が健康であることがわかれば、相手に安心してもらえます。
あまり会うことのない人に手紙やメールを出すときには、近況を伝えてみるとよいでしょう。