この記事では、ビジネスシーンでよく使われるフレーズの「先般お知らせした通り」について、その意味や使い方や言い換え表現などを徹底解説します。
「先般お知らせした通り」とは?
「先般お知らせした通り」のフレーズにおける「先般」は「この前、先日」といった意味の言葉です。
次の「お知らせ」は「伝えること」を意味する「知らせ」に、敬意を示す接頭辞の「お」が付けられた言葉です。
また「した」は「する」の過去形です。
そして、最後の「通り」は「同じ状態であること、変わらないこと」を意味します。
したがって、「先般お知らせした通り」のフレーズは「この前、伝えたことと変わらず」といった意味の丁寧な表現となります。
「先般お知らせした通り」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「先般お知らせした通り」のフレーズは、先に記したように「この前、伝えたことと変わらず」といった意味で、念押しをする表現としてよく使われます。
例えば、各地から関係者が集まって行う会議等で、「先日すでに知らせているように」との意味で、このフレーズの後ろに「明日午後に会議が開催されますので、ご参集の程よろしくお願い申し上げます」等が添えて使われます。
「先般お知らせした通り」を使った例文
・『先般お知らせした通り、明日午後に営業所長会議が開催されますので、ご参集くださいますようお願いいたします』
・『先般お知らせした通り、変更はございません』
・『先般お知らせした通り、雨天のため本日のイベントは中止となります』
「先般お知らせした通り」の類語や言い換え
「先般」の類語としては「先日」や「この間」が挙げられ、また「お知らせ」の類語としては「ご連絡」や「お伝え」が挙げられます。
したがって、「先般お知らせした通り」のフレーズは、これらの類語を組み合わせて「先日ご連絡した通り」や「この間お伝えした通り」と言い換えることができます。
また、このフレーズは「通り」の部分を換えて、「先般お知らせしたように」と言い換えることもできます。
さらに、このフレーズのより丁寧な敬語表現としては「先般お知らせいたした通り」や「先般お知らせたしました通り」と言い換えることもできます。
まとめ
「先般お知らせした通り」のフレーズは「この前、伝えたことと変わらず」といった意味の丁寧な表現です。