ここでは「入れ違いで既にお送りいただいている場合」の使い方とその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「入れ違いで既にお送りいただいている場合」とは?
「入れ違いで既にお送りいただいている場合」は、既に何かを送って欲しいと伝えたものの、それが送られてこないため、もう一度をそれを伝える際に使われる表現です。
そのような場合に、相手がそう伝えられる前にもう送っていた場合、という意味になり、この後には「失礼いたしました」などという文言を続けるのが一般的です。
つまり、送るように催促したが、実はもう送っていて、今がその発送の途中だった場合には、と解釈すると分かりやすいでしょう。
このような入れ違いはままあることで、距離がある宅配便だと1日や2日では届かないことがあり、または相手がすぐに発送しなかったのかも知れません。
「送る」としているので、メールが来ないという場合にも使えそうですが、それならこの表現を使って催促をする前に受信することができるため、実際の配達物に関して使われる表現となっています。
「入れ違いで既にお送りいただいている場合」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「入れ違いで既にお送りいただいている場合」は、送って欲しいとお願いした物がまだ届かないため、その催促を行う場合に礼儀としてつけておく表現だと言っていいでしょう。
同じことを二度伝えることになりますが、このように使っておけばそれが失礼になることはなく、正に入れ違いでもう送っていた場合だったとしても問題ありません。
使い方がそれだけなので、ごく限定された場面でしか用いることができませんが、ビジネスシーンではこのようなシチュエーションでは是非使うべき表現で、主にメールで使うことになります。
以下の例文では具体的な使い方を挙げてみます。
「入れ違いで既にお送りいただいている場合」を使った例文
・『先日お話しました資料ですが、まだこちらに届いておりませんので、なるべく早くお送りいただきますようお願いいたします。
入れ違いで既にお送りいただいている場合は大変失礼しました』
「入れ違いで既にお送りいただいている場合」の類語や言い替え
・『入れ違いで既にお振込みいただいている場合』
こちらは振込での支払いをお願いし、それがまだ確認できないといった場合に使う表現です。
相手が既に振り込んでいて、銀行間などでのラグによってまだこちらで確認がとれないといった時のための表現で、「入れ違いで既にお送りいただいている場合」と同じく、同じことを伝える際の相手に対する礼儀になります。
まとめ
「入れ違いで既にお送りいただいている場合」は、送って欲しいとお願いしたものが届かないのでもう一度それをお願いする際に、失礼にならないように使われます。
ビジネスシーンではそのような時の礼儀となるため、使える場面は少ないものの、覚えておきたい表現です。