ビジネス上の場面で使われることがある「全力を尽くして取り組む所存です」という表現ですが、この表現にはどのような意味が含まれているのでしょうか。
こちらの記事では、「全力を尽くして取り組む所存です」という表現について、例文などを交えながら、使い方や注意点などをお伝えしていきたいと思います。
「全力を尽くして取り組む所存です」とは?
「全力を尽くして取り組む所存です」とは、取引先の人や目上の人に対しての決意表明のようなものです。
全力で取り組む姿勢を相手に伝える際に使用します。
表現の中で使われている「所存」とは、「しょぞん」と読み、「自分の考え」や「心に思っていること」という意味合いがあります。
そのため、「思い」や「考える」という言葉と一緒に使用すると、二重敬語で誤用となるため注意が必要です。
例えば、「全力を尽くして取り組みたいと考える所存です」という使い方は誤りです。
「全力を尽くして取り組む所存です」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使う時の注意点
ビジネスメールや会話での使い方ですが、使う場面としては、取引先の人や目上の人に対して使う場面や、改まった会議の席などで使う場面が考えられます。
ただ注意点として、この表現は決意表明のようなものですので、何度も使用すると相手の信頼感を損ねてしまう恐れがあるため、例えば一つのビジネスメールや一つの会議の席での使用は、一度だけにした方がよいでしょう。
「全力を尽くして取り組む所存です」を使った例文
・『今後はミスがないよう、社員教育に全力を尽くして取り組む所存です』
・『社内ルールの徹底に、全力を尽くして取り組む所存です』
「全力を尽くして取り組む所存です」の類語や言い替え
「全力を尽くして取り組む所存です」の言いかえとしては、「全力を尽くして取り組んで参ります」と言いかえるとよいでしょう。
まとめ
これまで「全力を尽くして取り組む所存です」について解説してまいりましたが、ご理解いただけましたでしょうか。
「全力を尽くして取り組む所存です」は、あくまでも決意表明の言葉ですので、もしこの表現を使った場合は、自ら責任を持つことが大切です。
