「公私ともに」とは?ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

「公私ともに」とは? ビジネス用語

この記事では、ビジネスシーンでもよく使われる言葉の「公私ともに」について、その意味や使い方等を徹底解説します。

「公私ともに」とは?

「公私ともに」における「公私」の読みは「こうし」「オフィシャルとプライベート」との意味の言葉です。

「公私」の熟語を構成する「公」の漢字の訓読みは「おおやけ」で、「私」の漢字の訓読みは「わたし、わたくし」です。

ここから「公私」は先の意味となるのです。

また「ともに」は、「そろって同じ状態であること」を意味する言葉です。

したがって、「公私ともに」「オフィシャルもプライベートもそろって」といった意味になります。

ちなみに、このフレーズで使われている「公私」「公事と私事、すなわち仕事とプライベートきっちりを区別せず、一緒にしてしまうこと」を意味する「公私混同」の四字熟語でもよく目にする言葉です。


「公私ともに」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

「公」「国や自治体等」を指すこともあり、例えば「都道府県が設立した高校」「公立高校」と呼びます。

これに対して「私企業とも言える学校法人が設立した高校」「私立高校」と呼びます。

ここでは「公私」「自治体と私企業」を指しています。

しかし、ビジネスシーンで「公私」の言葉が使われる場合は、「公」「仕事、ビジネス」を指し、「私」「わたくし事」を指して使われます。

したがって、ビジネスシーンで使われる場合は「オフィシャルとプライベート」とカタカナ語を使った方が誤解なく意味を理解できると思います。

この「公私ともに」の言葉は、ビジネスシーンでは「公私ともにお世話になっています」「公私ともに充実しています」等とよく使われます。

前者は、「仕事でもプライベートでもお世話になっていること」を意味し、後者は「仕事もプライベートも充実している」との意味になります。


「公私ともに」を使った例文

・『課長には、公私ともにお世話になっております』
・『彼は公私ともに充実しているようで、正に順風満帆といった様子です』
・『同期の彼は、公私ともに信頼できる戦友であり、親友です』

「公私ともに」の類語や言い換え

「公私」の類語には「オフィシャルとプライベート」「仕事とプライベート」等が挙げられます。

したがって、「公私ともに」は、「オフィシャルとプライベートともに」「仕事とプライベートともに」と言い換えることが出来ます。

また「ともに」の類語としては「両面」が挙げられるので、「公私ともに」「公私両面」と言い換えることも可能です。

まとめ

「公私ともに」の文字通りの意味は、「おおやけと、わたくしともに」ですが、ビジネスシーンでは「オフィシャルとプライベートともに」「仕事とプライベートともに」との意味で使われます。

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