この記事では、「公私混同」の言葉の使い方について、詳しく解説していいます。
「公私混同」とは?
「公私混同」は、公的な物事と私的な物事を区別せずに混同してしまう行為を指す言葉です。
主にビジネスシーンで使われる言葉で、ネガティブな意味合いとなるケースがほとんどです。
例えば、経費の私的利用や、私情を挟む行動、パワハラなどが挙げられます。
特に、会社の経費悪用や業務機器の私物化、家庭の事情を持ち出して自分のミスや間違いを他者のせいにするなどは、社内風土を乱す大きな原因となります。
そのため、公私混同は避けるべきとされているわけです。
「公私混同」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「公私混同」そのものについて、ビジネスメールでやり取りされることはほとんどありませんが、社内の会話や態度としてよく見かけるケースもあるでしょう。
例えば、依怙贔屓(えこひいき)や、セクハラ、パワハラなどは、私情を行為に表してしまっている時点で、公私混同といえます。
こうした問題は、当人同士の対話だけで解決できるものではないため、本質的な問題を見極め、会社全体の取り組みとして予防や改善に努める必要があります。
「公私混同」を使った例文
・『〇〇さんは業務携帯でゲームをしているが、あれは公私混同ではないのか』
・『プライベートな食事の領収書を経費精算しようとするのは、公私混同であり認めてはいけない』
・『役員の経費悪用が表面化し公私混同が社内ニュースとなっている』
・『上司のパワハラが横行し優秀な社員が去ってしまうのは公私混同の問題だ』
「公私混同」の類語や言い替え
・『公私混交』
・『職権乱用』
・『仕事とプライベートが混ざっている』
・『プライベートを持ち込む』
・『私情を挟む』
・『思い入れをする』
・『個人的な感情を持ち出す』
・『主観を主張する』
まとめ
いかがでしたか。
「公」と「私」の区別がつかない状況を「公私混同」と呼ぶことができるかもしれません。
会社や組織は個人の集合体であるため、個々の感情や考えはあるものですが、「混同」しないよう意識することが大切です。
