「出費多端(しゅっぴたたん)の折とは存じますが」とは?
ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈していきます。
「出費多端の折とは存じますが」とは?
「出費多端の折とは存じますが」とは、ビジネスメールや敬語での会話などにおいて「沢山の出費が重なる時期ではございますが」あるいは「費用がかかり過ぎる頃合いとは存じますが」などという意味合いで用いられている言い回しです。
「とても複雑である」さまや「多忙である」様子などを示す「多端」という語は、ビジネスにおいては「やるべき仕事に追われている」さまや「多忙である」様子などを表しており、上記のフレーズは「支出が多く行うべき仕事も多い時節ですが」などというニュアンスで使用されています。
「出費多端の折とは存じますが」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「出費多端の折とは存じますが」とは、「費用がかさばる上にやるべきことも少なくない時期であることは承知しておりますが」などという意味合いで使われている文言です。
ビジネス関係者や事業協力者などへ向けて、気づかいや心配りの意を表明することができる表現で、同時に止むを得ず頼まれなければならない仕事や作業などについての詳細や目的などについても併記しておく必要が出てくるでしょう。
「出費多端の折とは存じますが」を使った例文
・『新年度を迎え出費多端の折とは存じますが、弊社が取り扱う予定の新製品をご案内させていただきたくご連絡申し上げます』
・『長引く円安に歯止めがきかない状況により出費多端の折とは存じますが、経理システムを有償にてバージョンアップする必要がございます』
「出費多端の折とは存じますが」の類語や言い替え
・『度重なる出費に加え、ご多忙の時期とは思いますが』
・『さまざまな費用がかさんでくる時節ではございますが』
・『多くの支出と立て込むお仕事に頭が痛いことは理解しておりますが』
まとめ
「出費多端の折とは存じますが」とは、ビジネスメールや敬語での会話シーンなどにおいて「出ていく費用や行うべき業務などが多いとは思いますが」などという意味合いで使われている表現です。
このフレーズを使用する際にはもっている意味やニュアンスなどをしっかりと理解した上で、その時の場面や状況などに応じてそつなく使いこなしましょう。