ビジネスでは思いを強くする場面がよくあります。
「切望する」はそんな強い思いを表す時に使われる言葉ですが、ビジネス用語の「切望する」はどんな意味がありどのように使う言葉なのでしょうか。
「切望する」とは?
「切望する」とは、「これ以上ないほど強く望む」という意味で使われているビジネス表現です。
心の中で強く願い思うことを「切」といいます。
「切望」は切に望む、つまり「心の中で強く望む」ことを意味し「切望する」という動詞形にすることでその気持ちを実際に今胸に抱いていることを表します。
簡単に言えば「望む」よりもさらに強い気持ちを表す言葉ですが、大きな期待や願望を含むのが特徴です。
そうだったらいいな、と希望的に思うのではなくそうあってほしいとひたすらに強く願う気持ちが含まれる熱意を帯びた表現です。
「切望する」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
かなり強い気持ちが含まれた表現なのでふさわしいだけの思いの強さがなければ使えません。
ビジネスでは望みがかなうなら骨身を惜しまず何でもするくらい強く望む場合に用いる表現であり、軽々しく使うと大げさだと思われます。
使い方によっては必死さや後のなさなど追い詰められたニュアンスも含まれるので、使うタイミングやシチュエーションに注意してください。
「切望する」を使った例文
・『限定品が一瞬で売り切れてしまい購入できなかったので再販を切望する』
・『解散したバンドの再結成を切望する』
・『復活を切望する熱心なファンの声に応えて復刻版の発売が決定した』
「切望する」の類語や言いかえ
熱い気持ちで望む場合は「熱望する」という表現が使えます。
渇きを癒すために水を求めるようなとても強い望みを表す「渇望する」という表現は「切望する」を上回る強い気持ちを表します。
すぐ諦めずずっと望み続けている様子には「待望する」「待ち望む」などの表現が適切です。
まとめ
「切望する」はかなり強い意味合いで使われる言葉です。
軽はずみに口にしていい言葉ではないので正しく理解した上で使ってください。
