ここでは「前回同様の条件でよろしいでしょうか」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「前回同様の条件でよろしいでしょうか」とは?
「前回同様の条件でよろしいでしょうか」は、その相手との取引行為において、その前の時と同じ条件で構わないかと訊ねるために用いる表現になります。
口語、文章は問わず、この表現を使う前にその相手と何かしらの取引の経験がある場合に使われる表現で、同じような取引を繰り返し行っている場合によく用いられます。
例えば、ある商品を○ケースといった注文を頻繁に受けているような関係の場合には、その○ケースという部分はその都度変わるものの、支払いや納期といった条件は前回と同じでいいかという意味で用いるという具合で、そのような取引における諸条件について、前回と同じで構わないかと聞いていると考えていいでしょう。
「前回同様の条件でよろしいでしょうか」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「前回同様の条件でよろしいでしょうか」は、先のようにその取引に関わる色々な条件が前回と同じでいいかと訊ねるための表現です。
その相手からそれで構わないと言われた時にはそのまま具体的な取引の流れに入っていきますが、ここを少し変えて欲しいという要求があった時には、それについての話し合いとなります。
前回は注文から3営業日での出荷だったが、もう少し早くならないかといった内容だったり、10ケースで単価が300円という条件だったのが前回で、今回は15ケースを注文するので単価を少し下げてくれないかなどの交渉となるといったことが考えられます。
尚、全く別の物の注文になった時にも、「決済については前回同様の条件でよろしいでしょうか」のように、そこだけは前回と同じでいいかといったような使い方をすることができます。
「前回同様の条件でよろしいでしょうか」を使った例文
・『では、今回のお取り引きも前回同様の条件でよろしいでしょうか』
・『お支払いについては今回も前回同様の条件でよろしいでしょうか』
「前回同様の条件でよろしいでしょうか」の類語や言い替え
・『以前と同様の条件でよろしいでしょうか』
この「以前と」としても、その前と同様の条件で構わないかと聞いている表現になります。
よって、言い替え表現に使うことができ、前の取引行為からそれなりに時間が経っている場合には、「前回〜」とするよりこのように使う方が向いています。
まとめ
「前回同様の条件でよろしいでしょうか」は、その前の時と同じ条件で構わないかと訊ねるための表現です。
その相手との取引が何度か続いている場合に使われることが多い表現で、支払いや納期などについてを指して用いられます。