今さら隣の人に聞きにくい敬語もあるもの。
「励みましょう」の正しい使い方を見ていきましょう。
「励みましょう」とは?
「励む」とは力を出すこと。
消極的な気持ちを封印して、ポジティブに取り組むことをいいます。
この場合は「〜しましょう」と用いているので、周りの人に呼び掛けている様子をあらわします。
「励みましょう」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
社会人になったら、気の利いた言葉の使い方を心がけておきたいもの。
「励みましょう」は「頑張りましょう」と同じ意味があります。
周りの人の士気をあげる役目があるので「今日も頑張りましょう」という意味を込めて、社内朝礼で「お客様の笑顔のために、今日も元気に励みましょう」と使用することもあります。
一方で「励みましょう」は取引先の方には、ご法度の表現です。
目上の方に「頑張りましょう」というのは失礼にあたるように「励みましょう」と伝えると、おかしな上下関係が生まれてしまいます。
もし年末の挨拶文なら「よいお年をお迎えください」「お元気でお過ごしください」とすると、上品にまとまります。
このほか通常の文では「応援しております」や「ご健闘をお祈りしています」という言い方もあるので、元気になれるフレーズをいくつか覚えておきましょう。
「励みましょう」を使った例文
・『今日もお客様のために、満面の笑みで励みましょう』
・『〇〇様のご健闘をお祈りいたします』
「励みましょう」の類語や言い替え
似ている言い方に「励みます」や「励んでまいります」があります。
「励みましょう」は相手に伝える言い方ですが「励みます」は「これからも気を引き締めてまいります」と同じように、こちらの抱負を伝える言い方です。
また似ている用語に「励みになります」があります。
これは褒め言葉を目上の方からもらったときの返答文として使えます。
このほか言い替えの表現に「ご健闘をお祈りいたします」や「陰ながら応援しております」が挙げられます。
目上の方に使える、応援メッセージなので心得ておきましょう。
まとめ
「励みましょう」の使い方を見てきました。
正しい意味と使い方を知って、失礼のないビジネス文書を組み立てていきましょう。