ここでは「勝ち取れました」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「勝ち取れました」とは?
「勝ち取れました」は、他人や他社と争った挙句、勝つことができたために何かしらの権利を得ることができたという意味になります。
単に勝利したという意味で使うこともありますが、その場合には相応に意味のある勝利だったことが求められ、例えば、「今まで勝つことができなかった相手から初めて勝利を勝ち取れました」のような使い方になります。
勝ったことで権利を得られたという用い方をする時には、「先のコンペでは最終的に当社への受注を勝ち取れました」などと使われており、ここ場合、そのコンペで勝ったことでその会社への発注という権利を得られたと言っていることになります。
この権利には、何かを獲得できるそれという意味も含まれます。
「勝ち取れました」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「勝ち取れました」は、先のように単に何かに勝ったというだけの場合に使うには大袈裟なため、いわゆるジャイアントキリングになるような勝利や、勝ったことで優勝したといった結果がそれについてきたような場合、または勝ったために得られた権利があったという場合に使われます。
前者では、「ついに栄冠を勝ち取れました」といったように使うこともでき、その勝利によって栄誉を手にすることができたという意味になります。
それができたと使う表現なので、必ず事後の報告になり、いい結果を手にすることができたと口語、文章のどちらでもそういった報告のために使われています。
「勝ち取れました」を使った例文
・『頑張って練習した甲斐があり、開幕のスタメンを勝ち取れました』
・『厳しい戦いでしたが、3位に入ることができて銅メダルを勝ち取れました』
「勝ち取れました」の類語や言い替え
・『勝ち得ることができました』
この「勝ち得る」とすると、勝ったことで権利や何かの物理的な対象自体を得られたという意味になります。
何かで勝ったというだけの使い方には向いておらず、それによって得られたものがあるという場合に使われており、それには名誉などは含まれず、前述のようなものが対象です。
まとめ
「勝ち取れました」は、普通の勝利ではなく、特別なそれになったという場合、またはそれによって得られた権利があった時にその報告に用います。
後者にはその権利によって何かが獲得できるという場合も含まれ、そのようないい意味で使われる表現です。
