ある業務を行うことに関連して、「取り組みの一環として」との表現が使われることがあります。
会議やスピーチでも聞かれるものですが、その意味や使い方考えたことがあるでしょうか。
どのように使うのか、言い替えは何があるかなどを確認してみてください。
「取り組みの一環として」とは?
他の物事と連結して存在する、ある1つの行動に向き合って行くことについてを、相手に伝えるための表現です。
「取り組みの一環として」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
なにか1つの行動をするような場合に、それが他の物事と連動して動いている場面は、身近なところにも多々あるものです。
それについてを人に伝えたい時に、「取り組みの一環として」を使うことができます。
これは会議、スピーチ、挨拶状などの公式的な場面でも使われる表現です。
用いる時には、「環境保護の」などのように、具体的に何の取り組みであるか伝えなければいけません。
同時に「ボランティア清掃を実施」のように、何をしていくかについてを続けることが必要となります。
ただこれは敬語の形となっていないので、うやうやしい表現に言い替える必要はあるかも知れません。
「取り組みの一環として」を使った例文
・『弊社では環境保護の取り組みの一環として、近くの海岸でボランティア清掃を実施しています』
・『野生生物保護の取り組みの一環として、環境整備が行われています』
「取り組みの一環として」の類語や言い替え
「取り組みの一環といたしまして」は、するの謙譲語である「致す」を使っている、うやうやしい言い方となります。
「取り組みのひとつとして」は、ある1個の要素を表す「ひとつ」を用いて同じ意味としている言い方です。
「取り組みの一部として」は、1つの部分のいみがある「一部」を使った表現となります。
「作業の一環として」は、継続して行う仕事の意味がある「作業」を用いている言い方です。
「行動の一環として」は、あることを行うことを表す「行動」を使った表現となります。
まとめ
何かの行動が他の物事と結びついている場合に、「取り組みの一環として」を使うことができるのでした。
これは何の目的で、何をしているかについて、具体性を持って示す必要があります。
「いたしまして」の形を使うなど、言い替えることも考えてみてください。
