ここでは「取次」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「取次」とは?
「取次」は、その対象になる人と引き合わせること、もしくは連絡を繋ぐという意味で用いられます。
「○○さんにお取次ぎをお願いしたいのですが」のような用い方をした場合、その人と引き合わせて欲しいと言っており、「この電話を○○さんに取次いでいただけませんか」と使った時には、その人にこの電話を繋いで欲しいという意味で用いています。
どちらの使い方もビジネスシーンでよく見られ、「○○さんより取次いでもらいたいと言われたのですが」と、その相手に対して誰かがそうして欲しいと言っている、といったような用い方をしても構いません。
「取次」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「取次」は、先のように、このように使う相手を介して誰かに繋いで欲しいという使い方になります。
直接合わせて欲しいと用いた場合、その場で対象の相手と引き合わせて欲しいという使い方以外に、「○○様に是非一度お取次ぎいただけないでしょうか」と用いることもできます。
この時には、是非とも一度その人に会わせて欲しいと伝えており、逆に、誰かが一度そうして欲しいと言っている、とその相手に伝える使い方もできます。
このような用い方はビジネスシーンでキーマンとなる相手と一度直接会いたいといった時によくされています。
「取次」を使った例文
・『○時にお約束していました△△様にお取次ぎをお願いいたします』
・『いつもお世話になっております。恐れ入りますが、○○様にお取次ぎいただけますか』
「取次」の類語や言い替え
・『仲立ち』
こちらは、誰かとの間に入るという意味になる表現です。
「恐れ入りますが、○○さんとの打ち合わせの際に仲立ちいただけませんか」などという使い方で、その場に来てもらいたい、両者を取り持ってもらいたいといった解釈になり、単に同席するだけでなく、橋渡し役になって欲しいと伝えるために用いられます。
まとめ
「取次」は、対象の相手と引き合わせて欲しい、または連絡を繋いで欲しいという意味で使われています。
どちらもその相手にそうしてもらいたいと用いる表現になり、その逆に誰かがそう言っていると使うこともできます。