「含まれておりません」とは?
ビジネスにおけるメールや会話での使い方や例文を徹底した解釈で以下に詳しく説明します。
「含まれておりません」とは?
このフレーズは、何かが含まれていないことを言い表わした丁寧な表現です。
「含まれる」は「含む」の受け身形で、「ある大きな区分が対象となる成分や構成要素を包み込んで一部分としていること」を意味します。
これに、その場所に存在する意を表わす「おる」の謙譲語「おります」を否定形にした「おりません」がついた言葉です。
よって、このフレーズは「ある物を構成する要素として入っていないこと」を意味します。
具体的には『この食品には着色料などの添加物は含まれておりません』といったように使用します。
「含まれておりません」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
このフレーズは、何かが含まれていないことを伝える際に用いられます。
例えば、商品説明においてその商品には人体に有害なある特定の成分が含まれていないことを伝えたり、契約条件に交通費が入っていないことを明記する場合などが該当します。
含んでいるか含んでいないかが重要なポイントになる項目などについて強調する意味で使うことが多いため、強調したい表現を用います。
上述のように、「人体に有害な成分」は「含まれていない」ことを強調したい場合は「含まれておりません」を使います。
逆に「含んでいること」を強調したい場合は「含んでおります」で表現します。
「含まれておりません」を使った例文や文章
・『この価格に消費税は含まれておりません』
・『この統計に昨年度分の実績は含まれておりません』
・『支給金は最寄りの駅からの電車代のみで、自宅から最寄り駅までの交通費は含まれておりません』
「含まれておりません」の類語や言い替え
このフレーズに類似した言葉や言い替えの一例を紹介します。
一例としては「含まれていません」があります。
共に「その場所に存在しない」ことを表わす言葉ですが、両者の違いは敬意の有無です。
「おりません」が謙譲表現なのに対し、「いません」は丁寧な言い方ですが特別な敬意はありません。
まとめ
何かが含まれているか、含まれていないかを表わす場合、伝える内容を強調したい表現で言い表わすようにしましょう。