正しい敬語を知っておくと、自信が宿るもの。
「喜んでいることと思います」の正しい使い方を見ていきましょう。
「喜んでいることと思います」とは?
この場合の「喜んでいる」は、嬉しい気持ちを示しています。
「と思います」は想像する気持ちを伝えているので、自分ではない別の人が、そう思っていることを示しています。
「喜んでいることと思います」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この文言はビジネスシーンでは、慎重に使いたい言い方です。
自分の気持ちではなく、別の人の気持ちを代弁しているので、限られた場のみで使います。
例えば秘書をしていて社長宛の贈り物が届いた時に「ありがとうございます。
社長も喜んでいることと思います」と受け答えします。
その場にいない社長に代わって、お礼の気持ちを伝えている言い方です。
一方でこちらのフレーズは、お悔みの席でも使う表現です。
故人宛ての弔電、お花をいただいた時に「この度はお心のこもったお品物をいただき、ありがとうございます。
亡き父も喜んでいることと思います」のように使います。
相手との立場と場を考えながら、慎重に用いていきましょう。
「喜んでいることと思います」を使った例文
・『結構なお品物、ありがとうございます。会長も喜んでいることと思います』
・『真心のこもった弔電、お礼申し上げます。故人も喜んでいることと思います』
「喜んでいることと思います」の類語や言い替え
こちらの表現の類語に「嬉しく思います」も挙げられます。
贈り物をいただいた時の、自分の気持ちをあらわす言い方です。
「かたじけなく存じます」も、うまい言葉が見つからず申し訳ないという気持ちを示すので覚えておきましょう。
このほか言い替えの表現として「〇〇に代わりまして、お礼申し上げます」が挙げられます。
取引先の方から「社長によろしくお伝えください」と手土産や記念品をいただいた時に使います。
丁寧な言い方なので、覚えておきましょう。
まとめ
「喜んでいることと思います」の使い方を見てきました。
シーンに応じた言い方を学んでおくと、敬語に対する認識も深まるもの。
適切な使い方を見ていきましょう。