「感染症の動向に鑑みて」とは?ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

「感染症の動向に鑑みて」とは? ビジネス用語

ここでは「感染症の動向に鑑みて」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。

「感染症の動向に鑑みて」とは?

「感染症の動向に鑑みて」は、世間で流行している感染症のことを考えた上で、という意味になります。

いわゆるパンデミックと呼ばれる世界的な広がりを見せる感染症だけでなく、一部の国や地域で拡大しているようなものの場合でも使うことができ、「感染症の動向に鑑みて、当分の間休業させていただきます」などという用い方になります。

使い方として、人の往来によってその感染症を広げてしまう可能性があるからという場合と、それによる景気の悪化などが理由だといったケースのある表現です。


「感染症の動向に鑑みて」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

この「感染症の動向に鑑みて」は、その拡大を防ぐためにと使う場合以外に、先に挙げたそれによる景気などの悪化を理由とした用い方をする場合も多いです。

そちらのケースでは、「当社では世間の感染症の動向に鑑みて、業務の規模を縮小することとなりました」のような使い方をすることが多いです。

また、何かの開催に対して、「感染症の動向に鑑みて、今回は中止にすることとなりました」といった使い方をすることもでき、いずれの場合も世間で流行している感染症が原因であり、丁寧な使い方なので文章向けとなっています。


「感染症の動向に鑑みて」を使った例文

・『今回の感染症の動向に鑑みて、来月開催予定だったイベントは延期することとなりました』
・『会議の結果、現在流行している感染症の動向に鑑みて、○○支社は閉鎖することに決まった模様です』

「感染症の動向に鑑みて」の類語や言い替え

・『感染症の影響を考慮し』
「鑑みて」は、その前の何かを考慮した上でという言い方に置き換えることができます。

よって、このように言い替えても意味は一緒で、こちらの方が堅さがない表現になります。

「感染症の影響を“十分”に考慮し」という形にすると、よりその影響が大きいと使えるため、そちらで用いられることもあります。

まとめ

「感染症の動向に鑑みて」は、世間で流行している感染症が原因で、このようになる、こうすることに決めたといった使い方になる表現です。

そのような事態にならない限り用いることはありませんが、過去の例から覚えておいてもいい表現です。

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