業務のなかで答えが必要となる場面では、「回答できればと存じます」を使う機会もあるかも知れません。
問題解決に関わっているフレーズと言えますが、これの使い方や注意点などを確かめてみましょう。
「回答できればと存じます」とは?
何らかの問題などについての必要な答えを述べることができたら良いとの意思を、相手に伝える時の表現です。
「回答できればと存じます」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
目の前の問題に対処するにあたっては、対処法を検討した上で、相手に回答することが必要です。
そのような時に「回答できればと存じます」と述べて、相手にその意思を伝えることになります。
一体何の問題であるかや、どのように回答するのかについては前置きすることができます。
「近日中に」など、いつ回答するかについても付け加えることが可能です。
また回答できたら良いと思うから、「今しばらくお待ちください」などの相手にお願いするフレーズを繋げることができます。
ただし「存じます」の部分は思うの謙譲語ですが、それ以外の部分が敬語の形ではないこともあり、言い換えが必要かも知れません。
「回答できればと存じます」を使った例文
・『これについての相応しい対処法につきましては、近日中に回答できればと存じます』
・『早急に回答できればと存じますので、今しばらくお待ちください』
「回答できればと存じます」の類語や言い替え
「ご回答できればと存じておりますので」は、尊敬語の「ご」や、いるの丁寧な言い方である「おります」などを併せたとても礼儀正しい表現です。
「回答いたしたく存じます」は、するの謙譲語である「いたす」を用いて、うやうやしく述べています。
「ご回答させていただきたく存じます」は、相手の許可を得て好ましい結果を得る意味の「させていただく」を使った丁寧な言い方です。
「お返事できればと存じます」は、答えることを意味する「返事」を使った丁寧な表現となります。
まとめ
何らかの問題に答えたい意思を相手に伝えるにあたって、「回答できればと存じます」を使うことができるのでした。
これはどのように、いつ回答するかや、お願いする言葉と組み合わせることが適切です。
「返事」を使ったり「させていただく」の形にするなど、必要な言い換えを考えてみてください。
