適切な敬語を使えるようになると、自分の気持ちが正確に相手につたわります。
「培うことができた」の正しい使い方と例文、使用の注意点を調べていきましょう。
「培うことができた」とは?
この場合の「培う」とは、栄養いっぱいの土から新しい芽が出るように、育まれることをいいます。
また「できた」は結果として、成功したことを伝えています。
そのため「培うことができた」で「育成することができた」や「育てることができた」と解釈できます。
ノウハウを習得して、自分なりに成長できた時に用いる言い方です。
「培うことができた」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
採用面接でこれまでの経験について、尋ねられることがあるかもしれません。
また過去のアルバイトや仕事によって、どのような力が身に付いたと思うか、質問を受けることもあるでしょう。
そのような時の回答文として使われているのが「培うことができた」という明るい言い方です。
どのような環境に身を置いて、どのようなスキルを身につけることができたか、周りの人にお知らせしたい時にポジティブに用いていきましょう。
一方で「培う」は長い時間をかけて育てることに使う表現のため、一夜漬けで得たこと、とても短い時間で得たものには使えません。
努力した結果、得られたことに用いていきましょう。
「培うことができた」を使った例文
・『忍耐力と洞察力を培うことができたと自負しています』
・『生きるために必要な力を培うことができたと感じております』
「培うことができた」の類語や言い替え
似ている言葉に「培った経験」があります。
「アルバイトで培った経験」あるいは「インターンシップで培った経験」のように、ある経験から得たスキルを語る時に使われています。
言い替えに「身に付きました」や「宝物になりました」があります。
まとめ
「培うことができた」を解説しました。
色々なビジネス敬語を正しく習得しておくと、大きな自信につながります。
前向きな気持ちで、敬語を学んでいきましょう。