普段の生活の中で、「大したことない」というフレーズを耳にすることがあると思いますが、はたしてこのフレーズはどのような場面で使われるものなのでしょうか。
適切に使うことができるように、以下の記事の中で具体的に説明していきたいと思いますので、参考にしていただけると嬉しいです。
「大したことない」とは?
「大したことない」には、「程度が軽く問題がないこと」という意味と、「凡庸でつまらない様子」という意味の、二つの意味が存在します。
フレーズの中で使われている「大した」という言葉には「程度が甚だしいこと」という意味があり、その後ろに打ち消しの表現である「ない」を付けることによって、「程度が甚だしくない」という意味合いとなり、つまり「程度が軽いこと」や「凡庸であること」を表現しています。
「大したことない」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使う時の注意点
このフレーズは口語的な表現であるため、ビジネスメールで使用する際には文語的な表現に変換して使うことが望ましいでしょう。
「程度が軽く問題がない」という意味合いで表現したい場合には「問題ありません」というフレーズに言いかえるとよいでしょう。
ここで注意点ですが、ビジネスメールでは、「凡庸でつまらない様子」の意味合いとして使うことは避けた方が良いでしょう。
なぜなら、この表現は悪態をつくような表現であるため、相手に悪い印象を与えてしまうからです。
「大したことない」の正しい敬語表現
「大したことない」の敬語表現としては「問題ありません」という言い方があります。
また会話の場面では「大丈夫です」という言い方が広く使われています。
ちなみにこれら二つの言い方は、どちらも「程度が軽く問題がない」という意味合いでの敬語となります。
「凡庸でつまらない様子」での敬語表現は、後段で説明しますので、ここでは割愛します。
「大したことない」を使った例文
・『この怪我は大したことない』
・『周囲から良い評価を得ているが、彼はそんなに大したことない』
「大したことない」の類語や言い替え
「程度が軽いこと」の意味合いでの言いかえとしては、「問題ありません」という言い方が挙げられます。
また「凡庸でつまらない様子」の意味合いでの類語としては、「思ったほどではありません」という言い方が挙げられます。
まとめ
「大したことない」は意味合いが二つあり、「問題がない」というポジティブな意味合いがある一方で、「つまらない様子」というネガティブな意味合いも持ち合わせています。
そのため、使う際の状況を考慮し、適切に使っていくことが重要です。