ここでは「失礼させていただきます」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「失礼させていただきます」とは?
「失礼させていただきます」は、そこで退席する場合、または文末の締めの挨拶として使われる表現です。
前者では「それでは失礼させていただきます」といったように使われることが多く、実際の何かの集まりから、チャットルームから退席するような際にも用いることができます。
その発言によって「帰る」という意味になり、それを失礼にならないように伝えることができます。
文章で使う場合にも、口頭の場合と同じく「それではこの辺りで~」と最後にこの表現によって締めるという具合で、こちらの場合は「失礼いたしました」という形でも構いません。
それまでに何か失礼を働いたから使う訳ではなく、いわゆる定型表現になるため、「失礼」の意味については考える必要はありません。
「失礼させていただきます」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「失礼させていただきます」は、それによって相手との会話を終えるために用いられます。
例外として、何かに割って入る時にこのように発言することがあり、例えば、2人で会話をしている時にその一方に電話が入ったことを伝えるために「失礼させていただきます、○○さんにお電話です」などといった使い方ができます。
この場合はその2人の会話を妨げることになってしまったために「失礼」としており、退席のために使う場合とは解釈が少し異なります。
同様の解釈で「お邪魔する」といった意味で他のシチュエーションでも使われることがあり、この使い方も併せて覚えておきましょう。
「失礼します」で代用することができるので、相手によってはそのようなカジュアルな形の方が堅くならず自然に聞こえます。
リアルでの退席になる場合もその「失礼します」の方が適している場面があり、それを丁寧にした形が「失礼させていただきます」です。
「失礼させていただきます」を使った例文
・『時間も時間ですので、失礼させていただきます』
・『次の予定がありますので、ここで失礼させていただきます』
「失礼させていただきます」の類語や言い替え
・『失礼いたします』
「失礼します」ではカジュアルに聞こえてしまい、「失礼させていただきます」では些か堅くなってしまうことから、この形もよく使われています。
丁寧さではちょうどその2つの間に入る表現になり、意味や使い方は同じです。
まとめ
「失礼させていただきます」は、退席する意思を伝えるための表現ですが、お邪魔するといった意味でも使うことができます。
「失礼」としていますが、特にそれがなくても礼儀として用いられる表現です。