ここでは「奥様にもよろしくお伝えください」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「奥様にもよろしくお伝えください」とは?
「奥様にもよろしくお伝えください」は、その相手の妻に該当する人物にも感じよく伝えておいて欲しいという意味になります。
この感じよくとは、程よく挨拶程度のつもりでという意味になり、例えば、その人が○○という名前であれば、○○さんがよろしく言っていたよというくらいの伝え方をしておいて欲しいと言っていると考えてください。
この「よろしくお伝えください」という表現は、「皆様にも〜」や「○○様に〜」などと、誰かに対して同様に程よい挨拶程度の伝え方をしておいて欲しいという用い方でよく使われており、自分の存在をそれとなくアピールしておいて欲しいと言っていると考えると分かりやすいでしょう。
「奥様にもよろしくお伝えください」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「奥様にもよろしくお伝えください」は、先のように、色々な相手に対してちょっとした挨拶くらいになる伝え方をして欲しいと用いますが、その相手によっては失礼になってしまうことがあります。
それは、以前より親交があるか、同等と思われる立場の相手を対象にして使う表現のため、あまり知らない人や目上の相手になる場合には使い方に気をつけないといけません。
特に、ビジネスシーンで他社の人間に対して「○○課長にもよろしくお伝えください」のように用いる場合、その○○課長と面識があったり、それなりの仕事上での絡みなどがあってこそ使うことができます。
プライベートの場合も同様で、それほど親しくない目上の人を対象にする時には注意が必要です。
「奥様にもよろしくお伝えください」を使った例文
・『この度は大変お世話になりました。奥様にもよろしくお伝えください』
・『お会いすることができませんでしたが、奥様にもよろしくお伝えください』
「奥様にもよろしくお伝えください」の類語や言い替え
・『〜にもよしなにお伝えください』
このようにしても、「〜にもよろしくお伝えください」と同義になります。
よって、そのまま言い替えにすることができますが、どちらかと言えば年齢層が高い相手に対して使うのに向いています。
そのため、このように伝える相手がそうである場合に用いるとよく、若い人はあまり使うことはない表現です。
まとめ
「奥様にもよろしくお伝えください」は、その相手の妻にも挨拶程度に伝えておいて欲しいという意味になる表現です。
「奥様」の部分を色々と変えて使うことができますが、その相手がある程度親しい間柄でない場合には失礼になることがあるので、そのような使い方はしないように注意してください。