この記事では、ビジネスシーンでもよく使われるフレーズの「学ばせてもらっています」について、その意味や使い方や敬語表現を徹底解説します。
「学ばせてもらっています」とは?
「学ばせてもらっています」における「学ばせて」は「学ぶ」の未然形の「学ば」に使役を表す「せる」が付けられた表現です。
また、次の「もらう」と組み合わされて「せてもらう」とすることで相手方の許しを求めて行動する意味を表す言葉となります。
ここでは「もらう」を現在進行形の「もらっている」とし、そこに丁寧語の「ます」が付けられています。
したがって、「学ばせてもらっています」とは、「今も許可を得て学び続けることができている」といった意味になります。
ここで「学ぶ」には「勉強するや、学問をすること」の意味や「教えを受けたり見習ったりして、知識などを習得すること」の意味がありますが、ビジネスシーンでは後者の意味で使われることが多いですが、研修等を受けている場合には、前者の意味で使われることもあります。
「学ばせてもらっています」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
ビジネスにおいては職種にもよりますが、仕事に習熟し一人前の戦力となり、また後輩や部下を指導できるまでには10年程度かかるとされています。
したがって、ビジネスマンがそうした状況になるまでは、会社側が育成のために「学ばせている」とも言えるのです。
それを享受している側の人は、経験させてもらうことで学べたと感じた際に、「学ばせてもらっています」といったフレーズを使うことがよくあります。
もちろん、研修等で体系的に何かの教育を受けているような場合にも、「学ばせてもらっています」との表現を使うこともあります。
「学ばせてもらっています」を使った例文
・『入社3年目ですが、まだまだ一人前とは言えず、日々上司や先輩から学ばせてもらっています』
・『久しぶりに専門研修を受けさせていただき、大いに学ばせてもらっています』
「学ばせてもらっています」の類語や言い替え
「学ぶ」の類語には「学習」や「勉強」が挙げられます。
したがって、「学ばせてもらっています」は「学習させてもらっています」「勉強させてもらっています」と言い換えることが出来ます。
また、丁寧な表現や敬語表現にしたい場合は、「学ばせてもらっております」や「学ばせていただいています」等と言い換えることも可能です。
まとめ
「学ばせてもらっています」とは、「今も許可を得て学び続けることができている」といった意味の表現です。
ビジネスシーンでは研修等で学ぶ場合だけでなく、日々上司や先輩の行動を見て学んだり、指導を受けて学ぶこと等、広い意味で使われています。