「実のところ」とは?仕事の上での会話やメール文におけるこの語句の使用方法や例文を徹底した解釈で以下に詳しく説明します。
「実のところ」とは?
このフレーズは、実際の状況であるとか事実を述べるときに用いられる語句です。
「本当を言うと」「打ち明けて言うと」という意で、「実際には」「実際のところ」とほとんど同じ意味合いです。
また、似た表現に「実は」がありますが、「実は」は他人には知られていない隠し事などを打ち明けるという際に使います。
一方、このフレーズは事実や本音を正直に話す際に使います。
机上や想像ではなく、事実として具体的なことを述べる際に使われるもので、「具体的なところ」と表現できます。
ちなみに「ところ」は範囲や部分を示します。
「実のところ」の仕事の上での会話やメール文における使用方法や、使うときの注意点
このフレーズは、対象物を実際に見て、現在話したり聞いていた印象とは異なることを述べる際に使われます。
「実際のところ」と同じ意味合いであると上述としましたが、微妙な違いが秘密共有するというニュアンスの違いがあります。
このフレーズの方が秘密共有するニュアンスが強いということです。
「実のところ」を使った例文
・『実のところ、あの人のことはあまり好きではない』
・『実のところ、野球は苦手で観戦にもあまり行きたくない』
・『実のところ、私は結婚しています』
「実のところ」の類語や言い替え
このフレーズの類語や言い換え語はすでに上述した中に出てきていますが、「実は」「実際のところ」「具体的なところ」「本当は」「正直に言うと」などがあります。
他にも「何を隠そう」「本音としては」などの表現もあります。
意味合い的にはどれも同じような表現ですが、ニュアンスや使い方に微妙な違いがあります。
相手や場面などに応じて正しく使い分けられるように注意しましょう。
まとめ
このフレーズには秘密を共有するというニュアンスがあり、類語や言い換え語の違いもこのニュアンスの違いにつながっています。
秘密を共有することで信頼度を高め、人間関係を強くする可能性のある言葉にもなります。