「寒中お見舞い申し上げます」とは?ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

「寒中お見舞い申し上げます」とは? ビジネス用語

この記事では、日常でもビジネスシーンでも使われることのある「寒中お見舞い申し上げます」のフレーズについて、その意味や使い方や敬語表現を徹底解説します。

「寒中お見舞い申し上げます」とは?

「寒中お見舞い申し上げます」のフレーズを言葉毎に分解し、少し詳しくその意味等を説明します。

まず最初の「寒中」「寒い最中」といった意味で、「暑中」の反対語です。

次の「お見舞い」「書面などで安否をたずねたりすること」を意味する「見舞い」に敬意を表す接頭辞の「お」が付けられた言葉です。

また「申し上げます」「言う」の謙譲語である「申し上げる」に丁寧語の「ます」が付けられた表現で、「言わせていただきます」との意味を持つ表現です。

したがって、「寒中お見舞い申し上げます」のフレーズの文字通りの意味としては「寒い最中、安否をたずねる言葉を言わせていただきます」と言った意味になり、平たく言えば「寒い最中、元気ですか?」とのニュアンスを持つ表現で、「寒中見舞い」のハガキや手紙で使われる定型フレーズです。


「寒中お見舞い申し上げます」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

「寒中お見舞い申し上げます」のフレーズは、敬語表現でかつ改まった表現なので、目上の人にはもちろん使えますし、儀礼的な「寒中見舞い」で使われる表現なので、目下の人に使ってもおかしくありません。

「寒中お見舞い申し上げます」との表現を使った「寒中見舞い」の手紙やハガキは、松の内が明けた1月8日〜立春前日の2月3日に着くように出すべきです。

松の内なら「年賀状」で、立春以降では「余寒見舞い(残寒見舞)い」で相手の方の健康状態や安否をたずねることになります。

「寒中見舞い」は相手の方が喪中で年賀状を送れなかっ場合や、自分が喪中で年賀状を出せなかった場合に、その代りとしてしばしば使われます。


「寒中お見舞い申し上げます」を使った例文

・『寒中お見舞い申し上げます。ご家族の皆様にはお元気でお過ごしのことと存じます』
・『寒中お見舞い申し上げます。喪中につき年頭のご挨拶は遠慮させていただきました」』

「寒中お見舞い申し上げます」の類語や言い換え

「寒中お見舞い申し上げます」の言い換えの定型フレーズとしては、「寒さ厳しき折から、お見舞い申し上げます」「寒さ厳しい折、お元気でお過ごしでしょうか」などが挙げられます。

まとめ

「寒中お見舞い申し上げます」のフレーズの文字通りの意味としては「寒い最中、安否をたずねる言葉を言わせていただきます」と言った意味になり、平たく言えば「寒い最中、元気ですか?」とのニュアンスを持つ表現です。

寒中見舞いの定型フレーズとしてよく使われます。

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