「対策を講じる」とは?
ビジネスにおけるメールや会話での使い方や例文を徹底した解釈で以下に詳しく説明します。
「対策を講じる」とは?
このフレーズには、トラブルや問題が発生した際にその問題や課題を解決するための対応方法を考え出して、それを実行に移すことの意があります。
「対策」は「状況に対応するための手段や策のこと」を言います。
仕事にしていると、さまざまな問題・課題に直面し、その問題・課題を解決すべく関係者で対策を練ることになります。
律令制における官吏登用試験において回答することを「対策」と言ったことに由来しているそうです。
「講じる」には本来、書物や学問について抗議をするといった意がありますが、検討した結果に基づいてできた「対策」を実行するステップが「講じる」になります。
この場合、「講じる」は「方法や手段を考えて決めること」を意味します。
よって、この「対策」と「講じる」が組み合わさって、このフレーズの意になります。
「対策を講じる」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
まず、このフレーズには「対策を講じる」と「対策を講ずる」の2通りの表現があります。
基本的にこの2つは同義とされており、どちらを使用しても間違いではありません。
ただし使い方が少し異なります。
「対策を講じる」は主に話し言葉で使われ、「対策を講ずる」は主に書き言葉で使用されています。
あと、注意する点としては敬語についてです。
このフレーズは敬語にしにくい言葉です。
よって、目上の人に使用する場合は、「対策を講じられたらいかがでしょうか」「対策を講じられることを推奨します」などとするとよいでしょう。
「対策を講じる」を使った例文
・『対策を講じる前に入念な調査・原因究明が必要である』
・『この公園内の遊具で怪我人が出る前に、対策を講じようと思う』
・『昨年の失敗をもとに、対策を講じる』
「対策を講じる」の類語や言い替え
このフレーズに類似した言葉や言い替えの一例を紹介します。
・『対策を立てる』
・『対策を打つ』
・『策を講じる』
・『対策を練る』
・『手を打つ』
まとめ
「対策を講じる」際は、問題の性質や規模、影響範囲などを考慮して可能な限り効果的な手段となるように選択する必要があります。
ビジネスのおけるこのフレーズは品質トラブルや作業ミス対策や事故防止といった内容に対する対策が多くあります。
